この思いを君に捧げる 4[名探偵コナン]

緋色の真相 1 ページ23

有希子｢あら〜、完璧っ！ちゃーんと変装出来てるじゃないっ！｣



赤井｢恐縮です。｣



有希子｢これで、私が毎週通ってチェックしなくても大丈夫ね！｣



赤井｢お世話になりました。｣



有希子｢まぁ、私的には会いに来る口実が無くなってちょっと残念だけどっ｣







次の日の朝早く工藤邸に戻ってきた有希子さんは、赤井さんの変装を確認するとそう言った。


隣のコナンくんは有希子さんの言葉に呆れている。






有希子｢でもっ、Aちゃんもいる事だし？会いに戻ってきちゃおうかしらっ！｣





なんてお茶目に笑う有希子さん。


うん、今日も絶好調に可愛いです。


そのまま4人でリビングへと向かう。


さっき、ジョディさんとキャメルさんが到着してリビングで待っているからお披露目だ。





ジョディ｢シュ、シュウ...？｣



キャメル｢ほんとに、赤井さんですか？｣



赤井｢あぁ、声は元のままだろう？｣



ジョディ｢でも、それ以外はまるで別人ね。｣



赤井｢だが、この首に着けたチョカー型変声機を使えば...｣





赤井さんはそう言ってチョーカーの電源を入れる。





昴｢沖矢昴になれる。｣



キャメル｢こっ、声が変わった...！｣





そりゃびっくりするよね。


変装だけでもすごいのに、目の前で声がいきなり変わったら誰でも目を見開くよ。





昴｢全ては、変声機を作ってくれた阿笠博士と、この家の家主工藤優作氏の妻である有希子さんの変装術と、そしてこの策を授けてくれた坊や、江戸川コナンくんのお陰だよ。｣



ジョディ｢でも、シュウとどういう関係なんですか？｣



有希子｢あぁ、実は...｣



コナン｢僕の遠い親戚なんだ！赤井さんは目立たないアパートに住むって言ってたんだけど、偶然そのアパートが家事になっちゃって...だから、今は誰も住んでない有希子おばさ...｣





コナンくんがそう言いかけた時、有希子さんがコナンくんに向けて凄い怖い視線を送っていたのでコナンくんは慌てて言い直す。





コナン｢お...お姉さんの家に住めばって言ったんだ。｣



ジョディ｢でも、息子さんの工藤新一くん、帰ってきて知らない男が住んでいたら驚かれるんじゃ...｣



有希子｢まあ息子には事情は話してありますから！ね？新...コナンくん。｣





今度はコナンくんが有希子さんを睨み返す。


ここで赤井さんは変声機の電源をオフにして赤井さんの声で有希子さんに話しかける。





赤井｢それより有希子さん。大丈夫ですか、そろそろ帰りの飛行機の時間ですが。｣

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