緋色の尋問 1 ページ11
2階のモニターがたくさん設置してある部屋に、新一くんと2人。
昴さんに扮した優作さんはリビングでテレビをつけてマカデミー賞を見ている。
私たちの耳にはインカムが付けられており、リビングの音声がこちらに流れてくるようになっている。
また、赤井さんの方の作戦が成功したらそちらの情報もインカムに入ってくる。
あれ、このモニターもう少し解像度上げられそうじゃない？
｢新一くん、ちょっとモニターいじるね。｣
コナン｢え？｣
新一くんの返事も聞かずにモニター管理をしているハードディスクに繋がれているパソコンをいじる。
やっぱり。あと少し解像度をあげられる。
いつバーボンがやってくるか分からないから、丁寧に素早く作業をしていく。
｢これで...できたっ！｣
エンターキーを押すと一気に画質が良くなるモニター。
コナン｢この短時間で...。｣
｢もう少し解像度をあげられそうだったからさ。画質の良さは必要ないかもしれないけど、あげておいて損はないでしょ？｣
コナン｢スゲーな。サンキュー。｣
｢いいえ。｣
私たちの間に少しの沈黙が流れる。
コナン｢なぁA。｣
｢ん？｣
コナン｢この作戦上手くいくと思うか？｣
｢え？｣
コナン｢もちろんこの作戦に自信はあるけど、相手も相手だ。隙を見せたら一環の終わり。｣
迷宮なしの名探偵も、こんなふうに緊張したり不安に思うことってあるんだね。
ちゃんと人間してるじゃん。
｢大丈夫だよ。この作戦を思いつくことがまず凄いし、こっちには最高のキャストが揃ってるんだから。ゲスト俳優さんをこちらの流れに持っていくなんて、大女優の息子には簡単なことでしょ？｣
コナン｢上等だぜ。やってやろうじゃねぇか。｣
私の言葉にニヤッと口角を上げた新一くんは、自信たっぷりでそう告げた。
｢そうそう、その調子。｣
その時、玄関のベルが鳴る。
私.コナン｢きたっ！｣
2人で顔を見合わせてそう言ってから同時にモニターを覗き込む。
玄関に向かった優作さんは、予定通りバーボンをリビングに案内して紅茶を入れに行った。
すると、優作さんが部屋に戻ってくると早速バーボンが話を振った。
バーボン｢ミステリーはお好きですか？｣
昴(優作)｢えぇ、まあ。｣
バーボン｢では、まずはその話から。まあ、単純な死体すり替えトリックですけどね。｣
昴｢ほぉ、ミステリーの定番ですね。｣
お互いの空気、そして2階に居る私たちにも緊張がはしった。
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はちみつ(プロフ) - ミルクさん» コメントありがとうございます。参考にしたいと言って頂けて嬉しいのですが、どの程度参考するかに寄ります(汗)少し似ている部分があっても違う話だとわかる場合は参考にしていただいても構いませんよ！ (2020年10月16日 10時) (
レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク - 作品を参考にする事ついて質問なんですが、いいですか？ (2020年10月16日 10時) (レス) id: ead1db5ef4 (このIDを非表示/違反報告)
夜空 -Night Sky-(プロフ) - うん。気になる() (2020年7月28日 9時) (レス) id: 2b2a41cc61 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 里さん» えぇ、そうなんです。不自由な生活をさせていた分、両親は本当に主人公ちゃんを愛していたんです。そう言って頂けて嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします！ (2020年7月26日 12時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
里(プロフ) - なるほど！！カクテルの意味はそんな理由が……。夢主は父と母の愛情をたっくさん貰って生きていたんですね。感動しました！！（泣） (2020年7月26日 9時) (レス) id: 98a3710ab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつ | 作成日時：2020年7月14日 1時
