SMAP&あなた Second

収録 ページ7

Aside

木村「誰…？」


『昔の友達。あんまり、仲良くなかったけど。』


木村「ふーん。じゃ行くか。」


『うん。』


私は、昔の記憶が出てきそうで怖かった。


だから、拓哉の衣装の袖を引っ張った。


木村「どした？」


答えるのが嫌だったのではなく、


この問題に拓哉を関係させたくなかった。


私は首だけふって、拓哉から目をそらした。


拓哉もそれでわかってくれたのか、


頭をポンポンして手をつないでくれた。


別れる場所まで、ずっと繋いででくれた。


木村「俺はそばにいるからな？」


『うん、ありがと。』


私は笑って収録の準備にうつった。






ー収録開始ー


中居くんが近づいてきたのを確認して


中に入っていく。


歓声に包まれる。


中居「ご予約のお名前は？」


『並木Aです！』


中居「今回のお料理は何にしましょう？」


『マグロが大好きなので、マグロを使った料理で！』


中居「オーダー！マグロを使った料理！」


いつもどおりに始まる。


「「ウィムーシュ！！」」


中居「唐突だけど、子供出来たんでしょ？ww」


『はいw出来ましたねw』


黄色い声が私を包む。


中居「木村、もっと大切にしなきゃな。」


拓哉は中居くんを見て、軽く笑った。


あ、照れてるww


そんな拓哉を見て私も笑ってしまった。




盛り上がりながら収録は進んでいった。

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