26 過去編 ページ28
昔話をしよう。
私が、善知鳥家で大事に大事に育てられていた頃の話を____
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358年。
どうやらこの数字は縁起のいい数字らしい。
そんな縁起のいい数字、358年振りに生まれてきた規格外の呪力を持つ私を、周りの大人たちはそれはそれは大事に育てた。
病気にかからないようにするために、家からは一切出さず、母親にもろくに抱かれずに最新の子守り機械によって私の体調は徹底管理された。
まさに｢深窓の佳人｣、身分の高い家に生まれ、大切に育てられた女の子と呼ぶのにピッタリだったらしい。
物心着いてからは、毎日が稽古。
体術、勉学、呪術。
全てにおいて完璧を求められた。
出来なければ殴られ、蹴られ…、そんなのは日常茶飯事。
さらに、小さい頃から多額の賞金をかけられていたから、人目に触れることはもちろんのこと、御三家との交流も両親や善知鳥家に仕えている者のみで、私は人との交流はさせて貰えなかった。
｢おかあさま、わたしはお外に出られないの？｣
母｢あなたは善知鳥家の誇りなのよ。外は危険なことばかり。怪我なんてしたら大変じゃない。あなたにはまだ早いわ。｣
｢おべんきょうとか、全部頑張れば、おそと出られるようになる？｣
母｢えぇそうね。全て完璧になさい。そのためのサポートは全力でするわ。｣
｢分かった！私がんばる！！！｣
その頃の私の世界は、お母様とお父様が全てだった。
だから、2人が期待しているなら、どれだけ殴られても蹴られても、毎日全力でくらいついた。
だけど今思えば、2人とも私とはどこか壁をつくっていて、2人が付けれくれたはずのAという名前もあまり呼んでもらっていなかった気がする。
父｢なんだ、まだそこまでしか進んでいないのか。｣
先生｢申し訳ありません…｣
父｢いや、お前の問題だ、A。善知鳥家の恥さらしになりたいのか。なりたくはないだろう。このままのペースならお前はもう善知鳥家にはいらん。｣
｢ごめんなさい、私、もっと頑張るから！！｣
父｢口先だけではなんとでも言えるな。｣
｢…っ、ごめんなさい、、｣
父も母も、1度も私のことを褒めたりはしなかった。
できて当たり前、出来なければ殴られる。
その教育が功を奏したのか、私は4歳になる頃には体術も呪力操作も勉学も、人並み以上になった。
求められていた｢完璧｣に限りなく近づいていたのだ。
しかしそんな時、事件は起こった。
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プスメラ - はちみつさん、渋谷事変編は、曲げ欲しいです。後五条悟を封印しないで欲しいです。お願い出来ますか？ (2021年6月20日 20時) (
レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - プスメラさん» コメントありがとうございます。はい、五条先生オチで作成中です。ありがとうございます、頑張ります！ (2021年1月24日 7時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - はちみつさん初めまして、この小説は五条悟オチですか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月23日 2時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ミラさん» リクエストありがとうございます！初めてのリクエストでめちゃくちゃ喜んでます(笑)最高です！構想練ります！！ (2021年1月13日 23時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - はちみつさん» 返信ありがとうございます！楽しみにしてます！リクエストなのですが、五条先生が夢を見て視線の先には、大人夢主ちゃんがいて誰かと幸せそうに笑い合ってる光景を見て悲しく思ってるのが見たいです！(その誰かが五条先生本人ならもっと面白いです)ご検討ください！ (2021年1月13日 22時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつ | 作成日時：2021年1月7日 3時
