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恋バナ 4 ページ37

「それ言っていいの、ルパンくらいだから。」




私がそう言うと明らかに嫌そうな顔をした快斗。




快斗「またあいつかよ…俺の顔勝手に使いやがって。ま、やり返したけどっ」



「いつかやり返されるんじゃない?」



快斗「そんときはそん時よ!どっからでもかかって来いってんだ!」



「はいはい(笑)」





私が笑えば、快斗は少し安心したような顔をして私の頭に手を置いてクシャッと撫でた。





快斗「ほんじゃ、米花町に帰りますか!」



「うん!」




快斗が先に立ち上がって手を差し出してきたから、その手を取れば勢いよく引き上げられて、それと同時に視界が白に埋め尽くされた。


…もしかして。





怪盗キッド「さぁ、お城までお送り致しますよ、プリンセス」





気がついたらキッドになった快斗に抱えられていた。





「ねぇ、その姿で飛び回ったら見つかるとか考えないわけ!?」


快斗「だいじょーぶだって。おめーはこれ被ってろ。」




そう言うとどこから出したのか、白いキャップが頭に被せられた。




快斗「ほら、しっかり捕まってないと振り落とされるぞ?」




キッドじゃなくて、快斗の顔で笑う快斗。


その笑顔に今度は素直に言える気がした。




「ありがとう。」



快斗「ほんじゃ、いくぞ!」




私が、ありがとうって言った後に私の事を少しギュッと抱きしめてから軽く微笑んだから、しっかり伝わったと思いたい。


快斗の腕の中で夜景を眺めながら、私たちは工藤邸へと向かった。
















「ありがとう、快斗。」



快斗「おう、きっと大丈夫だ。行ってこい!」





快斗の姿に戻った彼は工藤邸の傍で私を下ろすと、ニカッと笑って頭をクシャっと撫でた。




「いってくる。」



快斗「振られたら、やけクレープでも、やけスイーツバイキングでも、なんでも付き合ってやっからよ!」



「降られなくてもそれは行きたいかも。笑」



快斗「わーったよ!いいから行ってこい!!」




お互いに笑顔で別れ、私は快斗に被せてもらった白いキャップを取ってから、工藤邸のチャイムを押した。



どんな結果になっても、しっかり思いは伝える。



そう、心に決めて。

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(プロフ) - 一気読みしてしまった、続きが気になりすぎてやばいです!更新待ってます! (5月10日 3時) (レス) @page39 id: 234de6e2ab (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年4月27日 17時) (レス) @page39 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 佳奈さん» コメントありがとうございます!没頭して頂けたなんて…嬉しすぎます!!応援してくれている方がいると思うと、もっと頑張れます!これからもよろしくお願いします! (2021年5月13日 12時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます。気づいたら朝でめちゃくちゃ泣いてました…リアルが忙しいと思いますが応援してます、頑張って下さい! (2021年5月13日 8時) (レス) id: 8a6b537f0c (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ハナさん» コメントありがとうございます!!皆様からのコメントが溢れてて心の中は大洪水です!そのお言葉で頑張れます、ありがとうございます!! (2021年5月6日 20時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はちみつ | 作成日時:2020年8月5日 0時

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