試み 4 ページ4
諸伏「それよりゼロ。お前Aちゃんに謝れ。」
一通り再会の感動を味わったあと。
諸伏さんが安室さんにそう告げた。
諸伏「お前、Aちゃんのこと組み伏せたんだってな。Aさんの大事な娘さんに何やってんだよ。」
あ、そのことか。
あれは、私がああなるように仕向けたから、安室さんは悪くないんだけど...
すると安室さんは私に近づいてきて、私を見つめた。
安室「すまなかった。あれから色々調べてわかったよ。Aは、黒なんかじゃないってことが。それなのに、Aさんのことを見殺しにした、なんて酷いこと言って、すまなかった。」
そう言って頭を下げる安室さん。
「頭あげてください!!私がああなるように仕向けたんですから、安室さんは何も悪くないんです!」
安室「それでも、君を傷つけてしまったことに変わりはない。その手首の包帯の下の傷は、僕がつけてしまったものだろう?」
「...あ」
咄嗟に後ろに隠そうとするが、相手は公安。
隠せるわけもなく呆気なく捕まる私の腕。
安室「まだ痛むのか?」
腫れ物に触れるように優しく私の手首を触る安室さん。
「いや...」
昴「えぇ、まだかなり痛むようですよ。」
私が否定しようとした所に被せてそう言ってくる昴さん。
あなた、面白がってるでしょ!?
弱気な安室さんを面白がってるんでしょ!?
正体バレるのも時間の問題だよ!?
昴さんの言葉に、しゅんって効果音が聞こえるくらい落ち込む安室さん。
やめて!犬の耳が見えるから!可哀想になるから!!
「何言ってるんですか!昴さん!!」
昴さんに軽く怒ってから安室さんに向き直る。
「もう、痛くないですからね!?ただ痣が残っているから包帯で隠しているだけで、もうそろそろその痣も消えますから!」
安室「本当か?」
まだしゅん顔で私を見つめる安室さん。
「ほんとほんと!!ほら、全然痛くないですから!!」
素早く手首の包帯をとって安室さんに見せる。
少々痛々しい色はしているが痛みはほぼ無いため直ぐに引くだろう。
それにしても日数経っててこの色って、やっぱり安室さんってゴリ...やめておこう。
安室「すまない...。」
少し落ち着いたものの、やっぱりまだ少し落ち込んでいる安室さん。
諸伏「それにしてもまだ痣消えないんだな。こりゃアイツらが来たら、ゴリラって言われるぞ?(笑)」
安室「アイツら?」
そうだった、まだ安室さんに3人が来ること言ってないんだった。
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玲(プロフ) - 一気読みしてしまった、続きが気になりすぎてやばいです!更新待ってます! (5月10日 3時) (レス) @page39 id: 234de6e2ab (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年4月27日 17時) (レス) @page39 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 佳奈さん» コメントありがとうございます!没頭して頂けたなんて…嬉しすぎます!!応援してくれている方がいると思うと、もっと頑張れます!これからもよろしくお願いします! (2021年5月13日 12時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます。気づいたら朝でめちゃくちゃ泣いてました…リアルが忙しいと思いますが応援してます、頑張って下さい! (2021年5月13日 8時) (レス) id: 8a6b537f0c (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ハナさん» コメントありがとうございます!!皆様からのコメントが溢れてて心の中は大洪水です!そのお言葉で頑張れます、ありがとうございます!! (2021年5月6日 20時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつ | 作成日時:2020年8月5日 0時