この思いを君に捧げる 5[名探偵コナン]

この気持ちは...？ 1 ページ28

……どうしてこうなった。。。


私は今現在、軽く拘束されている。


と、いうより尋問を受けている。


確かに私にも非はある。


だって、みんなに連絡ひとつせずに心配をかけてしまったのだから。


でも、でも…


...いや、悪いのは完全に私だ。


ただ、私は受ける必要のない尋問まで受けているのだ、勘弁して欲しい。


この状況をどうやって乗り切ろうかと考えているが、焦りからか全くいい案が思い浮かばない。


背中につーっと冷や汗が流れた。








園子｢ちょっと！何誤魔化そうとしてるのよ！昴さんといい感じなの！？｣



世良｢秘密はなしだぞ！あの男と、どういう関係なんだよ！｣



蘭｢とにかく、あの昴さんがAのことを呼び捨てにしているんだよ！？納得できるように説明して！｣







こういう時、まぁまぁって2人を落ち着かせているであろう蘭まで私に詰め寄ってきていて、私は相当焦っているのである。






｢どういう関係って言われても、ただシェアハウスって形で一緒に住んでるだけだけど…｣


園子｢だーかーら！そのシェアハウスしているだけの間柄なのに、なんで呼び捨てで呼ばれてるの！？って話をしているの！！｣





なんとか乗り切ろうと言葉を発しても、私に話題をずらすだけの話術は無く、本題に戻されてしまう。


なんなら、どんどん確信へと迫ってくる。


んー昴さんが私のこと呼び捨てにしてるのは、赤井さんの流れのままAって呼んでるからじゃないのかな？


でも、そんなことこの3人に言えるわけないし…。







世良｢素直に吐けば楽になるぞ？どうなんだよー？｣



蘭｢2人は、付き合ってるの？｣



｢ないない！それはない！断じてない！｣






そうやってYESかNOの質問の方が答えやすい。蘭、ナイスっ。






園子｢じゃあ、お互いに両思いってわけね。｣



｢えっ！？！？｣



園子｢だってそうじゃない。昴さん、どう考えてもAのこと好きよ、あれは。｣



｢ないないないない、ありえないって！！｣






どうやったらそんな考えになるの！？


たしかに、大切に思ってくれてはいると思う。


でもそれは、兄弟とか家族に抱くような感情と同じで、別に恋愛感情とか、そういうのじゃ…ない。


あれ、そういえば園子、いま両思いって言った…？なぜ私が赤井さんのことを意識してるのがバレてる？

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