予想外の客 3 ページ20
松田「なぁ、坊主。」
コナン「な、なぁに?松田刑事。」
さっきの萩原さんの質問攻めが抜けきっていないようで、若干ビビり気味のコナンくん。
松田「本当にあれが、あの有名な眠りの小五郎か?」
コナン「そうだよ!おじさんの推理、すっごいんだから!!」
松田「ふーん。」
萩原「毛利さんが事件解決できてるのはコナンくんのお助けも大きいのかもね。」
コナン「そっ、そんなことないよー!!僕はただおじさんの真似してるだけで...」
やっぱり、萩原さんの目は鋭い。
おじさんが現れても相変わらずコナンくんにロックオンしている。
萩原「そっかー。余計興味湧いてきちゃったなぁ眠りの小五郎に。」
意味ありげに笑いながら、コナンくんを見つめる萩原さん。
え?まさか、もう眠りの小五郎=コナンくんってバレてたりするパターン?
早くない?お互いに本日初めましてだよね?
さすが鋭い洞察力をお持ちの萩原さん、怖すぎる。
小五郎「いやぁ、それにしても驚いたよ。まさか安室くんが警察官だったなんてな。」
伊達さんとの話がとりあえず一段落したらしいおじさんは今度は降谷さんに話しかけていた。
小五郎「鬼塚教官からは君が警察官だと言うことだけ聞いている。まぁこれでも俺も昔警察官だったから分かるが、その歳で大分でかいもの背負ってるな。」
おじさんの言葉に耳を傾ける降谷さん。
おじさんも降谷さんが警察官なのに周りに言えないのは、公安警察だからってことに気がついているんだと思う。
小五郎「まぁ安室くんが俺の知らないところで何をしていようと、俺の弟子なことに変わりはねぇ。」
そう言うと、降谷さんの頭に手を乗せたおじさん。
そのおじさんの顔がすごく優しくて、降谷さんはおじさんの目を見つめて離せなくなっている。
なんか、泣きそうな顔、してる?
小五郎「いつでも仕事について来い。探偵としてみっちりしごいてやる。」
イタズラに笑ったおじさんは、降谷さんの頭をグシャっと撫でた。
降谷「...はいっ。」
そう零れた降谷さんの声はやっぱり少し泣きそうだった。
小五郎「まあ、この名探偵の毛利小五郎には誰も敵わないけどなっ!!」
そう言って大きく笑ってまたいつもの調子に戻ったおじさん。
少し泣きそうな顔だった降谷さんも「そうですね」って笑顔でおじさんに笑いかけていた。
へっぽこだ、とか言われてるけどやっぱりおじさんってかっこいいし、こういう所は敵わないよなぁ。
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玲(プロフ) - 一気読みしてしまった、続きが気になりすぎてやばいです!更新待ってます! (5月10日 3時) (レス) @page39 id: 234de6e2ab (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年4月27日 17時) (レス) @page39 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - 佳奈さん» コメントありがとうございます!没頭して頂けたなんて…嬉しすぎます!!応援してくれている方がいると思うと、もっと頑張れます!これからもよろしくお願いします! (2021年5月13日 12時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
佳奈(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます。気づいたら朝でめちゃくちゃ泣いてました…リアルが忙しいと思いますが応援してます、頑張って下さい! (2021年5月13日 8時) (レス) id: 8a6b537f0c (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - ハナさん» コメントありがとうございます!!皆様からのコメントが溢れてて心の中は大洪水です!そのお言葉で頑張れます、ありがとうございます!! (2021年5月6日 20時) (レス) id: 47bbcb1aa7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつ | 作成日時:2020年8月5日 0時