この思いを君に捧げる 5[名探偵コナン]

再会 2 ページ15

萩原｢そーいえば。外に止まってたFDって沖矢さんの車？｣






私が落ち着いてしばらく経ったあと。


萩原さんが昴さんに問いかけた。


諸伏さんも聞いてたけど何があるのさあの車に。






昴｢いえあの車は私の車ではなくて...｣



諸伏｢あー！そういえばさー！｣



降谷｢なんだヒロ！どうした！｣






急に焦りだした降谷さんと諸伏さん。


やっぱり何かあるのね。






松田｢まだ話は終わってねーよ？なぁ萩原。｣



萩原｢やっぱりあの車、降谷のなんだろ？｣



松田｢ゼロ、警察学校の時は''あんな派手な車趣味じゃねー''って言ってたのにな(笑)｣







イタズラを言いつける子供みたいにニヤニヤ笑う2人。







降谷｢なんでその話をお前らが知ってるんだよ！｣



松田｢警察官たるものいつなんどきも観察を怠らないからな！！｣



諸伏｢弱みになりそうだったから覚えてただけだろ...(笑)｣






なるほど。なんとなくわかった。


警察学校時代、RX7を見る機会があって、その時に降谷さんはあんな車興味ないと突っぱねたわけですね。


でも実はめちゃくちゃあの車に惚れてしまっていて愛車にしたと。


そういうわけですね。






松田｢パツキンチワワにしてはいい車乗ってんじゃねーか！｣



降谷｢なんだ松田。久しぶりにやるのか？｣



松田｢あぁ、望むところだ。今のうちに遺言聞いておいてやるよ。｣



降谷｢そんなのいらないさ。松田こそ、家族にお別れの電話入れなくて大丈夫か？警察学校からの付き合いだ。葬式ぐらいは出てやるよっ。｣






何故かよく分からないけど戦闘モードに入ってしまった2人。


ここまで来ると手が出せないのか、萩原さんも諸伏さんも何も言わずに2人を鑑賞してる。


いや、ここは懐かしい〜とか思ってる場合じゃないんだけどな...。


とうとう2人のバトルが始まりそうになったその時。






伊達｢はいそこまでー！お前ら、久しぶりに会ったからって最初から飛ばしすぎだ。松田、降谷だってあの時とは趣味の1つや2つ変わるだろ？降谷も、そんなにムキになるなって。｣






伊達さんの一言で落ち着いた2人。


なんだかまだ2人とも不服そうだけど(笑)


コナンくんと昴さんも、これには苦笑いするしかないみたいだ。


まだギャイギャイ言い合ってる松田さんと降谷さん。


それを宥める萩原さんと諸伏さん。


伊達さんの出番はとりあえず終わったみたいだ。

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