【呪術廻戦】私に愛を、くださいな 5〈逆ハー〉 (ページ48)

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｢A！！オイ、生きてるか？｣

『……うっ、伏黒、君…？』

次に目を開けた時には、目の前に伏黒君がいた。

身体が地面から浮いてる。

いや、正確には伏黒君に抱き抱えられていた。

そっと辺りを見渡せば、薄暗くなっているけど任務を果たすた為昼時に来た場所にいた。

戻って、きたんだ。

｢そこの呪物に吸い込まれて今の今まで消えてたんだぜお前。ぶっ壊したら戻ってきたけどな。

何があった？何処かにいたのか？｣

心配そうに私を見下ろす伏黒君。

地面に目を向ければ、バラバラに砕けた簪が落ちていた。

…沖田君。

『うん、えっとね、幕末にタイムスリップしてたよ！』

｢はぁ！？…幕末っていつだよ。200年前か…？

…誰かにあったのか。｣

『うん。当時お世話になった人達にね。ほんの数時間だけどまたお世話になってきたよ。』

｢…それ会っていいのか？｣

『あんまり良くないね！けど多分大丈夫、とても頭のいい人達だから。障害は最小限、に抑えられたはずだよ。ま、自慢の友人達さ。

それよりありがとう伏黒君。君のおかげで戻って来れたよ。』

｢…、。

おぉ、無かった事にして帰ろうと思ったけどな。優しいな、俺。｣

『やっぱり帰ろうとはしてたんかい！そうだろうとは思ったけどさ…良かったよ、君の気が変わらないうちに事が済んで。もしかしたらあそこから帰れなかったかもしれないからね。』

｢へぇ。帰れなかったとしたらお前って絶望してたのか？｣

『嫌な事聞くね。』

彼にとっては何気ない質問だったのかもしれない。

けど私にとってはそうでもなくて。

否定も肯定も出来ずに苦笑いを浮かべた。

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