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それにしても、皆して順応性高すぎやしないかな。
結構な超常現象が起こってるというのに、取り乱したのもほんの数分だけ。…いやあれ取り乱した内にすら入らなくない??
そりゃあ、ここでお世話になっていた時には呪術師で無ければ解決出来ない案件に何度も巻き込んだけども。
それで耐性がついちゃったとか?
いやでもよくよく考えてみれば、呪いが見えないにも関わらず率先して呪霊と闘り合ってたね…。
凄まじい感の鋭さで普通に闘ってたよ?
いやね、三級やら二級ならギリギリ理解出来なくもないよ?彼ら戦闘能力めちゃくちゃ高いし。
けど特級相当の相手に互角に闘り合ってたのを見た時は驚愕通り越してドン引きしたよね。
もう一度言うけど見えてないんだよ?
君らフィジカルギフテッドしてんの??って思った記憶あるもん。
勿論完全に祓う事は出来ないからトドメは私がさしたけどさ。
絶対人間やめてるよ。数千年生きてる私が言うのもなんだけど。
でも彼らに比べたら私はまだ範囲内に収まってると思うんだよね。
『…っ、』
原田君を、と言うかおつまみを待っていれば、ふと視界が歪んだ。
いや、違う。
私自身が歪んだ、というのかな。
『…予定より全然早いね。
流石は伏黒君だよ…!』
多分今、向こうで伏黒君が呪物を破壊しているところのようだよ。
亥の刻には、なんて言ったけどこのペースなら日没には戻りそうだね。
『…なら私もうかうかしていられないね。元凶
を絶つ、は言い過ぎだけど、戻る前にもう一度彼に会っておかないと!』
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作者名:みゆ | 作成日時:2022年5月18日 19時