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ーー
「…あー。つまり何?その、200年後から来たって言いたいの?」
『That's Right!年食わないから分かりずらいけど、ほら、こんな服この時代にないでしょ?』
「ざっつら…?
まぁ見た事ないけど。とりあえず遺言はそれだけでいい?」
『いや何で殺す前提なのかな!そもそも私が不死身なの知ってるでしょ?』
「じゃあいいじゃない。殺しても。」
『死にたくはないんだけど…。』
長々と状況を説明してあげたというのに、私を殺す事しか頭に無い様子の沖田君。
現代が平和すぎて忘れてたけど、この時代は切った張ったが当たり前だからね。
血の気が多いのは仕方ないけどさ。
君と私の仲じゃないか!…だったじゃないか!
そこそこ仲良かった気がしたんだけど!
「仮に君の話が本当だとしてさ。まぁ信じてないけど。仮にね。仮にそうだとして、今君って、この世に2人いんの?」
『うーん。多分そうなる…。』
仮にを強調し過ぎじゃないかな。
けどそうなんだよ。そこが問題だよね。
タイムスリップしちゃったのは仕方ないとしてもさ。
私今ここにいないはずなんだよ。
そして現代の私が過去の人物に会ってしまってる。
…この状況。普通にやばいと思うんだよ。
一刻も早く戻らないと、下手したら歴史変わっちゃう気がするよ…!
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作者名:みゆ | 作成日時:2022年5月18日 19時