5-7 ページ41
.
「…ブフッ。アンタら面白…。」
『うわ、どうしたの硝子ちゃん。』
突然吹き出す硝子ちゃんに驚いて振り向いた。
なになに怖いよ。
暑さでおかしくなっちゃったの?
「…いや。なんでも。それよりさ、アレ見てどー思う?」
『ん?』
硝子ちゃんの指さす方面に目を向ける。
その先にいたのは、たくさんの可愛い女の子達に囲まれてる見慣れた2人組。
2人ともよそ向きの笑顔を貼り付けて楽しそうに会話してる。
またやってるよ。多重人格を疑ってしまうね。
『役者とか向いてそうだね。俳優もびっくりの猫かぶりだ。騙されてる彼女達が可哀想で見ていられないよ。あ、今度は私があそこに突撃しろって事だったりする?うーん…。
それはちょっとめんどくさいな…。』
「フッ、ハハ!そーだね。ほっとけほっとけ。てか暑過ぎなんだけど。かき氷食べたい。」
『いいね。近くに売ってたはず…。あ、あそこにあるね。買ってくるけどここで待ってる?』
「私も行く。」
『OK。何味がいいかな。そう言えばどこかで納豆味のかき氷売っててさ。つい買ってしまった事があるんだけどアレはダメだね。流石の私も吐きかけた。』
「考えなくても不味いの分かるわ。よく買う気になったな。」
『店長のオススメってポップがついてたからさ。店長味覚バグってんのかな?納豆味の隣りにあったデミグラスソース味の方にも店長オススメついてたし。』
「そのかき氷屋ふざけすぎでしょ。アレ適当に貼ってるだけだから。絶対食った事ないから。マジで勧めてるなら病院行け。」
『え、そうなの。詐欺じゃーん。』
「普通知ってると思った。」
あ、一般常識なのそれ。
なら仕方ないね。
こればかりはついていけないよ。
…でも結局嘘つかれてるよね?
.
326人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
羽多野(プロフ) - はじめまして楽しく見させて頂いております!見てて違和感の所があったので書かせて頂きますが、自分自身さしすと同世代なのでこの時代の事を言わせて頂くと当時LINEはまだありませんので5-5で書いてあるLINEのIDはメアドの方がよろしいかと思います (12月26日 12時) (レス) id: 15e19fc224 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みゆ | 作成日時:2022年4月20日 19時