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『おー。これまた凄い。生得領域だぁ。』
中は何かもう、気持ち悪い事になってた。
ホール要素どこ行ったとばかりの別世界。
「おい。これ間違いなく2級じゃねーぞ。1級…いや下手すりゃ特級だ。
やっぱやめだ。俺が祓う。」
『え?見たくないの?術式。興味あるでしょ?ね?ね?』
「今は満月じゃねーよ。ミジンコは帰ってねんねしてろ。」
『なんなら皆既日食でもないね。ちなみにミジンコって睡眠取るの?』
「知るかっつーんだよ!!つかなんなのお前。特級だぞ?万が一にもザコじゃ死ぬっつーのに何でそう平常運転なんだよ。」
『…蛇行運転しろってこと?いいよ。私に出来ない事はない。一応にもコンサート会場だしね。シンフォギアよろしく歌いながら戦ってみようか。』
「マジで緊張感の欠片もねーな。」
『君もね。』
「俺に必要なわけねーだろ。」
『そうだね。なんたって五条君は最強(笑)だもんね?』
「わざわざかっこわらいって言いやがったなテメェ!…もういいわ。好きにしろよ。死んだら交代な。」
『だめだめ。死んでからが本番だよ?』
「はぁ?」
何言ってんだお前と言った表情を見せる五条君。
その視線にヘラりと笑えば、それを合図かのように呪霊が床から姿を現した。
小柄だけど凄い呪力。
タコみたいなイカみたいな。
ま、見るからに2級じゃないね!
私は懐にしまっていた小刀を取り出した。
これ凄いんだよ。切れ味抜群!
絶対パンとかスパッと切れる。
「間違いなく特級だな。
…ってオイ!お前何それ?まさかそれでやるとかぬかさねーよな?呪具じゃねーし、普通のナイフじゃん。」
『そうそう。よくお世話になってるんだよね。』
「で?それどうすんの?」
普通に会話してるけど、タコ呪霊はそれが癇に障ったらしく凄まじい速さで突っ込んできた。
どこにそんなトップスピード出せるギアあったのか不思議だね。
GT-Rもびっくりだよ。
私は手に持つ小刀の切っ先を自身の心臓に向けた。
さて、それじゃあ、今日もお世話になろうかな。
何してんだ!と大声を上げる五条君を横目で見ながら手で制止した。
私は1つ、深呼吸して。
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『こうするんだよ。』
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勢いよくソレを自身の心臓に突き刺した。
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羽多野(プロフ) - はじめまして楽しく見させて頂いております!見てて違和感の所があったので書かせて頂きますが、自分自身さしすと同世代なのでこの時代の事を言わせて頂くと当時LINEはまだありませんので5-5で書いてあるLINEのIDはメアドの方がよろしいかと思います (12月26日 12時) (レス) id: 15e19fc224 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆ | 作成日時:2022年4月20日 19時