いざ行こう ページ6
『あ゙あ゙あ゙あ゙ッッッ!!!!!!』
ガバッと反射的に体を起こす。やはり夢の中だったのだ。はあはあと息が荒く脂汗と涙が止まらなくなっていると横には雛鶴さんたち、そして宇髄さんが。
雛鶴「大丈夫?!さっきからずっとうなされてて…」
そうして私のおでこに置いてあったと思われる冷えた布を拾った。
止まらない涙を必死に拭いながら私は言った。
『…んそう…かった…です……』
まきを「え?」
一点を見つめながら答えた。
『真相が……あの日の真相が…わかったんです…』
須磨「真相?」
宇髄「家族のことか?」
『…寝込みを襲われたのでは…なかった…私を探しに行こうとした弟たちが…あれは…夢じゃない…』
この時自分は口に出ていると思っていなかったため、皆さん??だったが何となく察して食事を置いて出ていってくれた。
でも謎なんだ。この家も と言っていた鬼舞辻。まさか他にも襲った家があるのか…?
そしてあいつは紅柱の継承者は絶たれると言っていたが、私の事をその時は認知していなかったのか?そして殺した後に私の存在を認知。
口封じなのか?何故そこまで執着を…
突然の事で分からないことだらけだ。でもこれは夢じゃない。記憶の遺伝か。はたまた忠告か。
でもこれですっきりした。私は近くに置いてあった食べ物をこっそり食べた。
その後は寝ても悪夢にうなされることは無かった。
翌日。
とうとう雛鶴さんたちが潜入捜査。
私はギリギリまで粘ったがちゃんと戻ってくるよと三人方は笑って風のように消えた。
すると宇髄さんは隊服に着替え髪の毛を結びながら私に声をかけた。
宇髄「お前、もう大丈夫そうか?」
『はい、全然平気です。……どこかに行くんですか?』
宇髄「お前の夢がちょっと気になってな。あの夢見たあともう熱もすぐ引いたんだろ?」
『は、はい…』
宇髄「それ。なんかその夢見させるために熱出させた感じするんだよなぁ。まあ知らないが。とりあえず御館様に聞けばわかるんじゃねえかと。」
『…ということは私も…?』
と聞くと宇髄さんは支度ができたようで私を担いでにやっと言った。
宇髄「たりめえだ!これ終わったら体のなまり吹っ飛ばす訓練するぞ!!」
『えっ、えぇええええええええ』
☆ちなみにこの後、Aがまだ隊服に着替えてないことに気づき秒で家に戻りました−!!
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作者名:もちゃ | 作成日時:2020年5月1日 17時