目黒蓮くんは体が弱いらしい。 Part 1

喧嘩の目黒くん。 ページ19

Meguro side


今日は普通に雑誌の撮影なんだけど、

最近寝不足のせいか、今日は具合が悪い。


目眩もあって、酷く頭が痛い。

世でいう、偏頭痛...みたいな感じ。


撮影だけだから休まなくても大丈夫。

そう思った。


撮影場所について楽屋に入ると、

いつも通り挨拶される。


普段は賑やかでいいなって思うのに、

今日はシンプルにうるさいと思ってしまった。


そんな自分にイライラする。


ラ｢めめーっ！おーはよっ！｣

｢...っ、｣


いつもは可愛いと思うラウールも、

今日はしつこく感じた。


ラ｢ちょ、無視しないでよ〜！｣

｢...っるせえ...｣

ラ｢え？何？｣

｢...うるせえよ！！｣


そう叫んだ瞬間、みんなが一斉にこっちを向いた。

後悔したときにはもう遅くて。


照｢ちょ、なんだ？どうした？｣

大｢びっくりしたあ...｣

ラ｢俺、挨拶しただけなのに...そんな言い方ないじゃんっ！｣

辰｢疲れてんのも分かるけど、最年少に当たるのは違うだろ？｣

康｢めめらしくないて。｣

｢...っ、｣

亮｢喧嘩なんてらしくないよ。今回は目黒が悪い。｣

涼｢謝りな。ラウールに。子供じゃないんだから謝れるだろ？｣


みんなの目線が痛くて、辛い。

悪いのは俺。そうだよね。


｢...っ、｣

翔｢目黒っ！｣


今のままじゃ、もっと頭痛が悪化するような気がして楽屋から飛び出した。

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