にたものどうし。 ページ13
私は転免許を持っているので、ひよりを車で送っていくことにした。
「………ひより」
「なんですか」
「あんたさ、私とやること同じだよ。
ちょっと昔のこと思い出しちゃった」
そう言った私の口から呆れた笑みが零れた。
「…………それはどういうことですか？」
「私さ、中学の時から雛乃と一緒でさ、七瀬くんに至っては小中一緒だったのね。私も七瀬くんのこと好きでさ＿＿」
今は呆れた話だけれど。
「あの子のこと、強く言っちゃったんだよね。それこそ今はそれなりに仲良くやってるけど。
私達って似た者同士、好きになった人も同じ。まふまふさんは違うけどね」
そう言いながらCDを掛け流した。
それはちょうどまふまふさんの曲で。恋愛の曲だった。
「あ…………まふくんの、」
「雛乃から貰った。ここだけの話、＿＿＿＿＿＿」
もちろん、彼らから許可を貰って言う話。
＿＿＿＿＿＿
「あの、ありがとうございました」
「娘が、本当にご迷惑をお掛けしました…………！！！本当に、申し訳ございません………！！！」
彼女の家に着くと、彼女の母親らしき人が出てきて、早々に深々と謝られた。
「いえ、彼女も反省しているようですし。
では、私はこれで」
彼女は、ひよりは、吹っ切れた顔をしていた。もう大丈夫だろう。
私はまたさっきのマンション、つまりは私の家へと行く道路を車で走らせるのであった。
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沖司美夜(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます。更新頑張ります！ (2018年12月26日 11時) (
レス) id: bf4ebf6ea6 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 続編おめでとうございます。タイトル名が採用されて嬉しいです。更新頑張ってくださいね。楽しみにしています。 (2018年12月12日 16時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美夜 | 作成日時：2018年11月11日 21時
