おでまし。 ページ11
ひよりが怖気づいたあとは、ひよりも私も黙っていた。ただ黙って、お互いを睨み合っていた。
がちゃん、とマンション特有の重い扉の開閉音。
「え〜と…………ここで合ってるのかなあ………？？」
ようやくお出ましか。Aの王子様。
ひより………もう名前を呼ぶのもヤだな、こいつ、でいいか。こいつも声で誰だか分かったみたい。
「あっ！桐原さん、この人が……？」
「り、陸くん！？え、うそ、」
「………名前は、」
「……ひより。」
そして七瀬くんはひよ……こいつに近づいた。かなり距離はあるけど。
「…………そっか。君が、雛乃ちゃんに色々言った人なんだね。
オレは嫌いにならないでとかは言わないよ。
誰だって苦手な人くらい居るし………。
でも、それを不特定多数の人が見るネットにあげるのはどうかなって、思う。
確かに、オレと彼女が付き合うとかそういうのは言わなかったけど………正直に言うけど、プライベートでオレたちがどうするのなんて、放っておいて欲しいんだ。
好きな人だってほしい、彼氏や彼女がほしい、結婚したい、アイドルだって人間だからさ。
あと………
…………これからもできれば…………見守ってくれると良いな」
ひよりは、俯いて七瀬くんの話を黙って聞いていた。
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沖司美夜(プロフ) - 月兎さん» ありがとうございます。更新頑張ります！ (2018年12月26日 11時) (
レス) id: bf4ebf6ea6 (このIDを非表示/違反報告)
月兎 - 続編おめでとうございます。タイトル名が採用されて嬉しいです。更新頑張ってくださいね。楽しみにしています。 (2018年12月12日 16時) (レス) id: 77e594bc29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美夜 | 作成日時：2018年11月11日 21時
