【文スト】私がただ性格終わってるってだけの話。 [ 完結済 ]

て ページ10

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｢私も有名になってみたかったわ｣





｢ありゃ、あいつら記事に出とるなぁ｣



｢おっ写真に国木田写っとる、なになにー見出しは"強盗犯を華麗なる身のこなしで撃退"?｣



｢なんやおもろいなぁ、私も新聞乗って有名人なってみたいわ｣





｢ほらー国木田くんの写真が写ってるよ｣

｢ふん、そんなことどうでもいい、太宰、仕事にいくぞ!｣

｢せっかく写るならもっと美丈夫に写れば良かったのにね｣

｢そんなことは知らん｣

｢せめて眉間のしわなくしてよー｣





｢やっぱお前らはいつも変わらんなーなんか安心するわ!｣



｢国木田が妙に外見気にしだしたら私はもう死ぬかもしれんわ、おもろすぎて｣





｢...太宰、お前は変わらんな｣

｢何が? 国木田くん｣

｢...いや、なんでもない、それより仕事だ仕事!｣

｢はいはーい｣





｢ほわぁー、なんや、眠くなってきたわぁ｣










｢もしも、ゆうめいになれたら...｣





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