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「ほら!Aちゃん、はやくしないといちごミルクパン売り切れちゃう!」





いや私は要らないんだが?ホラーくんが急ぐいみはわかる、常に腹がへってるのと、1935と表示された数値。…うん、そりゃレイシーちゃんにいいとこみせたいよねそうだよね





「ブヘッ!!」





前を見ていなかった私は誰かに衝突した。いや、声が可愛くないな。キャッとかいっとけよバカ!



ぶつかった人を見上げて、ヒッと声を上げる。



そこにいたのは、





「…オレにぶつかるとは、いい度胸をしているなあ?…後輩」



「ナ、ナイトメア先輩…!!」





いや、お前も数値ついてんのかよ!!!!しかも3963て厳つすぎだろ、…いや、まてよまだ1万いってないだけましか!うんうん、そうだな





「ちょっ、ちょっと、やめてください!ナイトメアさん」



「んん???」





なんでレイシーちゃん、ナイトメア先輩のこと知ってんの??そりゃ校内では不良で有名な人だけど、見た目までは初対面なはずだよね???





「あっ、違うんだよ!Aちゃん、私が不良とかそんなんじゃなくて、今、ナイトメアさんの家に居候させてもらつまてるの!!」



「…ほへ〜、あーそうなんだ、へー」



「Aちゃん!!距離取らないでぇ!!」





思わぬ展開に後ろに後ずさる。あんまり、仲良くしたくはないかな〜?ナイトメア先輩怖いし





「…なんだ、後輩、オレから逃げ出すつもりか?まだ謝罪をもらっていないが」



「ふぉっ!?」





触手で体を近づけられる。まって、校内で緊急事態以外の魔法とか能力の使用はダメだったでしょ!?あ、みんな怖くてここからいなくなってんなコレ!



絶望したその瞬間、触手が何かによって切られる。





「…大丈夫か、A」



「…っマ、マーダー!!!!ぇっ、うれしいんだけど」





本当に嬉しすぎて彼の方を思わず直視してしまった。…その瞬間、絶望に見舞われる。





「…11325…?」



「…どうした、」





いちまん。彼の数値は一万を超えていた。うそでしょ?…ヒロインは、ここまで人を魅了してしまうのか。…私はそれに勝てないのだろうか。




「…いや、なんでもないよ!ありがとう、マーダー!!」



「…」





彼の目が泳ぐ。その方向にはレイシーちゃんがいた。…いつのまにか、数値は増えていた。ああ、私はやっぱりヒロインにはなれないのだろうか





「クク、心地よいネガティブだな」



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アンテ民 - うおおおお!!!レイシーちゃん?の物語?的なのめっちゃ面白い!!!!!!すげぇ!!!!!! (4月29日 23時) (レス) @page11 id: 9a64e45449 (このIDを非表示/違反報告)
新アカのぺる(プロフ) - 好きですわ...神だなうんうん!← (2023年4月5日 14時) (レス) @page22 id: 474e028909 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 凄い作りこみで、とても、好みですし、とても、面白いです!!応援してます!! (2023年2月21日 2時) (レス) @page11 id: a606f687db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宮月うみの | 作成日時:2023年2月7日 20時

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