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ヒロイン(仮) / UT_AU ページ3

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朝、目がさめたら…好感度が見えるようになっていた。










なんてことはなく、鏡を見ても自分の顔は平々凡々な顔つきだし、両親もいて、優しくて暖かい。ま、所詮夢小説みたいなことはこの世界では起こらないのだ。



あー、ヒロインになって人生勝ち組になりたい。





「Aー!!もう家を出る時間でしょー!!!」



「…はぁーい!!!わかってるー!!!」





玄関のドアをあけ、外に出ると、そこには彼が待っていた。…ああ、ただの幼なじみで間違っても私を好き♡なんてことはありえない。だって、彼女いるしこいつ。





「もうっ!Aってば遅いよ!!!僕ずっと待ってたんだからね!?」



「…ああ、ごめんごめん、いこーインク」





インクと他愛もない話をしながら登校する。顔は整ってるんだけどなーなんで幼馴染の私じゃなくて他の女に恋をするんだろう?ふつー異性の幼馴染とか恋愛フラグじゃないのか、





「あっ!!!彼女がいるから、あっちいくね!!!バイバーイ!!!」



「はいよ、いってら」





インクの去っていった方をみると、それはそれは可愛らしい女の子がいた。私もあんぐらい可愛ければ…まあ無理な話なんだけどね。



インクがいなくなってしまったので、とぼとぼ一人で歩き始める。…やっぱり、ヒロインじゃないから誰も話しかけてくれない。つら。





「あれ〜〜???誰かと思えばAじゃん!!!一人で登校なんて可哀想〜」



「うげっ、キ、キラー…」





あ〜小筆君は可愛らしい彼女のところにいっちゃったから、仕方ないね!だってただの幼馴染と登校なんて普通、頭おかしいでしょ?これから気を使って朝迎えに来てもらうのやめてもらえば?



私は正直いって、キラーのことが得意ではない。確かに、顔はいいけど…!陽キャだけど、いっつも、私にまくし立てるように話すのだ。しかも、何故か話題は私の周辺にいるイケメン。彼らは私に気がないということを、再確認させてくる。










「きみが一人だったら、僕が一緒にいてあげる!!僕ってばやさしいからね」



「…じゃあ当分頼むことはないかな!私友達は沢山いるから」



「もー強がらなくてもいいんだよ?だって、現にさっきA一人で歩いていたじゃん!」





ああ言えばこう言う、の典型的なやり取りをしている間に校門にたどり着いた。そこには風紀員であるクロスが立っていて、こっちをじっと見てくる。え、これって恋愛フラグ???



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アンテ民 - うおおおお!!!レイシーちゃん?の物語?的なのめっちゃ面白い!!!!!!すげぇ!!!!!! (4月29日 23時) (レス) @page11 id: 9a64e45449 (このIDを非表示/違反報告)
新アカのぺる(プロフ) - 好きですわ...神だなうんうん!← (2023年4月5日 14時) (レス) @page22 id: 474e028909 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 凄い作りこみで、とても、好みですし、とても、面白いです!!応援してます!! (2023年2月21日 2時) (レス) @page11 id: a606f687db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宮月うみの | 作成日時:2023年2月7日 20時

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