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Aside
その後、私達は用意されたスリッパを履き、廊下を歩いていく
園子ちゃんは蘭ちゃん、志保、真純にデザートの話をしており、私と明美は歩きながら微笑ましそうに見守る
あの子達は本当に仲がいいのね...見ているだけで微笑ましいわ(微笑
「今日はね、北海道からお取り寄せして貰った『ぷルぷワチーズタルト』があるのよ」
「えっ!?あの予約が3ヶ月待ちの?」
予約が3ヶ月待ちって...そんなに時間がかかるものなのかしら?
まあ、デザートの材料によって収穫するのが難しい可能性もあるわね
季節限定や期間限定のものだったら、なおさら難しいと言われているし
「そう!一緒に食べる?」
「食べる食べる!」
園子ちゃんの問いかけに蘭ちゃんは即答で答えている
女の子って甘い物とかデザートなどが好きなのね...
まあ、私も女だけど蘭ちゃん達みたいに甘い物は好みじゃないけど
「そのデザート、僕達も食べていいのか?」
「もちろんよ!志保さんも食べます?」
「えぇ、いただくわ(微笑」
真純は不思議そうな顔で園子ちゃんに問いかけると園子ちゃんは食べてもいいと答えた後、志保に食べるかと問いかければ、志保は微笑みながらいただくと答えている
志保はよく蘭ちゃん、園子ちゃん、真純と共に行動する事が多く、単独行動はあまりしていないから心配はなさそうね
原作だと組織に一人でいた事が多かったから、団体行動は苦手だって言ってたくらいだし
「おい、いいのかよ?園子や真純、志保はともかく蘭は大会前だぞ?そんなに食べたら、太るぞ?」
「平気よ。明日は数美先輩も稽古に付き合ってくれるらしいし、何なら移動基本、倍に増やしちゃうから」
新一君は呆れた顔をしながらそう言うと蘭ちゃんは空手部の先輩が稽古に付き合ってくれると同時に移動基本をいつもより倍に増やすと言っていた
まあ、それなら太る心配はなさそうだけど...怪我とかしないかしら?
もし怪我とかしたら大会どころじゃないからね
『移動基本をいつもより倍に増やすのはいいけど怪我とかしたら元も子もないんだから、ほどほどにしなさいね(微笑』
「は〜い」
「ったく」
私は微笑みながらそう言うと蘭ちゃんはニコニコしながら返事をしてくれた
この子達は私達にとって大切な人だから、あまり黒の組織に関わらせたくないと思っているわ...
「Aさんはともかく旦那は相変わらず口うるさいわね」
「ちょ...旦那って何...(照」
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2021年3月31日 16時