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Aside
だけど...その人の手がかりとなるものはおば様に託したと言うAPTX4869のデータのみ
その人物はどんな思いでおば様に薬のデータを託したのだろう...?
「おば様が飲まされた薬ってその人が作ったんでしょう?その人っておば様に薬のデータを託した後、姿を消してしまったんじゃ生きてるのか亡くなっているのかすらも分からないわね」
『えぇ...できる事なら生きていて欲しいと思ってるわ』
明美がお母さんとおば様と血縁関係のある人物の事を思い浮かべているのか静かに呟いていた
その言葉を聞いた私は生死不明となっているその人ができるだけ生きていて欲しいと物静かに語る
せめて...その人の写真だけでもあればいいんだけど、お母さんやおば様がそう簡単に見せてくれる訳がないし...
『ベルモットが志保か真純に接触しなければいいのよね...』
「どうして?」
『真純はおば様の娘で志保はおば様の姪で容姿は違えど顔立ちが似ているでしょう?』
「あっ...!」
私が一番心配だったのはベルモットがいつか志保か真純に接触してくるのではないかと言う事だ
明美に理由を問われた私は真純がおば様の娘である事や志保がおば様の姪だが、顔立ちが似ている事を答えれば、明美はハッとしている
特に志保はおば様と顔立ちが似ているから、おば様と血縁関係があるのではないかと疑われる可能性だってあるしね
『今のところは二人に接触していないみたいだけど油断はできないわ』
「そうね...」
そんな話をしているうちに私達の住むマンションに到着
車を駐車場に止めた後はキーでロックし、エレベーターに乗り込む
乗り込んでから数分後に到着し、そのまままっすぐ進むと自宅が見えた
鍵を開けてから、ドアノブを軽く回しながら引く
『明美、先に入って』
「ありがとう、お姉ちゃん」
明美を先に家の中に入れた後、私も家の中に入る
ドアを閉めた後、キチンと鍵をかけた
「お姉ちゃん、コーヒー飲む?」
『いただくわ』
明美は先に鞄を自分の部屋に置いたらしく、お湯の入ったポットを持っていた為、私は飲むと返事する
自分の鞄を部屋に置いた後、リビングにあるイスに座った
『ハァ...今日は本当に疲れたわ』
「そう言えば...ここのところ刑事部がバタバタしている様子を見るわ」
明美はソーサーを乗せた二つのコーヒーカップを持ってきた
コーヒーは入れたばかりなので湯気がモクモクと出ている
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2021年3月31日 16時