【名探偵コナン】宮野家長女PART21 (ページ6)

今日:22 hit、昨日:195 hit、合計:6,277 hit

番外編鬼殺隊と神殺隊22 ページ6

Aside

「確かにそうだな」

理事官の問いかけに答えたのは由衣さんではなく秀一と諸伏さんで鬼側は那田蜘蛛山に私達神将や柱が来る事を知っていて鬼を作る事のできる下弦の鬼を置いていた事、私が倒した下弦の肆の他に壱、弐、参、伍、陸がいる事、もし分かっていたのなら下弦の弱い鬼よりも下弦の強い上位の鬼を置く事、邪神側は上層部の命令で手を出さずに鬼や私達の様子を伺っていたと答えれば理事官は静かに頷いている

『それに...確か、鬼殺隊の柱は【下弦を】倒して柱になってるんですよね？我等神将が邪神の幹部を倒している様に』

「あぁ。だが、それと何が関係している？」

『柱全員が下弦を倒しているとは限りませんが【9体】。少なくとも【9体】は倒されている。6体いるはずの下弦は過去の柱の事も考えれば何度も何度も変わっているのであれば「十二鬼月はもはや上弦のみでいい」と言う理由で鬼舞辻が下弦を解体する可能性があるからです』

物静かな声で淡々と私達神将が邪神の幹部を倒している様に鬼殺隊の柱は下弦を倒して柱になっているのかと理事官に問いかけると理事官は静かに頷きながらそれと何が関係しているのかと問いかけられ、再び物静かな声で淡々と柱全員が下弦を倒しているとは限らないが少なくとも9体は倒されてる為、6体いるはずの下弦は過去の柱の事も考えると何度も何度も変わっているのであれば下弦は不要で必要なのは上弦のみと言う理由で鬼舞辻が下弦を解体する可能性があると答える

えっ？何で私達がここまで知っているのかって？
そりゃあ...これでも任務している時に鬼に何度も遭遇して様々な情報を手に入れてきたからね

「しかし下弦の一体...壱は上弦にも近いと思われるのなら壱のみが生き残る可能性があるからな。まぁ、結果的には鬼舞辻にとって下弦の壱は都合のいい手足とか道具だと思ってるだろうがな。ったく...胸糞悪い奴だ。勝手に鬼を作るだけ作っておいてそのまま放置。おまけに自分の都合が悪くなった時だけ平気で殺してるしよ」

「あぁ。そして...邪神側の幹部は経緯は恐らく実力でのし上がっているが邪神側でも不都合な事があれば幹部だろうと容赦なく切り捨てている。こちらも胸糞悪い連中だ。気に入った人間を勧誘しておいて、命令に従わなければその人間の大切な人を人質に取って無理矢理従わせようとする。しかも邪神側は情報漏洩を最も恐れていて、裏切りや逃げ出した人間を容赦なく殺している。やり方は違えど鬼舞辻と同類だな」