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File.942 ページ35

Aside

メガネでリサさんの様子をしばらく確認しているとリサさんが突然パッと顔を輝かせ、手を上げていた

「っ!!稔〜っ!!」

リサさんは嬉しそうな声で深瀬の名前を呼びながら1階の正面入口から入って来た深瀬に手を振ると深瀬は6階を見上げて手を振り返す
その後、深瀬が上りのエスカレーターに向かうと三人の男の子が走って来て先にエスカレーターに乗っている
私達は顔を見られない様に後ろからさり気なく注視しているとどうやら気づいていなかったみたいだ

「4階は通過したみたいだな」

『えぇ。でも油断しては駄目よ?』

「了解!」

上を見上げていくと子供達と深瀬はエスカレーターでどんどん上がって行き、5階フロアを通過した後は6階フロアまで上がって行くと深瀬は6階でエスカレーターから降り、子供達はそのまま7階フロアへ向かった様子

「どうやら確保しようと動いたみたいだな」

『......』

「お姉さん、どうかしたのか?」

『何か嫌な予感がするわね...』

私がそう呟いた直後、大和さんの「深瀬!そこを動くな、警察だ!」と言う叫び声が聞こえると同時に千葉君の「もう逃げられないぞ!」と言う声も聞こえてくる
.........あぁ、私の嫌な予感が的中してしまうとは...
しばらく様子を窺っていると追い詰められた深瀬はとっさに近くにいたOL風の女性を後ろから抱きすくめ、その喉元にナイフを向けているのが分かる

「きゃあああ!!」

「来るなッ!!来るとこの女をぶっ殺すぞ!!」

女性の叫び声と深瀬の大声がショッピングモール内に響き渡った事で6階フロアはたちまちパニックになってしまい、あちこちで悲鳴が飛び交って客が一斉に逃げ出して行く
メガネの右レンズをズームアップさせ、6階の様子を見ると深瀬がOL風の女性を背後から抑え、ナイフを振りかざしているのが見えたが、ある違和感を感じ取った

『...!(もしかして...)』

違和感を感じたまま右レンズをさらにズームアップさせて女性の足元を見ると女性のズボンの右足首が微かに膨らんでいるのが分かった
フッ...なるほど、あの中に【拳銃】を隠しているとなればあの女性は一般人ではなく変装したベルモットでしょうね...
恐らくだけど岡倉君の件でここへ来たって所かしら?

「動くなよ!!動いたらグサリだからな!!」

「止めろ!!そんな事しても逃げ切れやしないぞ!!」

深瀬は女性の喉元にナイフを向けながら後ずさり、大和さんが近づこうとすると深瀬はナイフを突き出した
私達はあくまで監視のみ...だけど...

File.943→←File.941


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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2024年2月3日 19時

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