【名探偵コナン】宮野家長女PART21 (ページ33)

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No side

「あら...貴方が他人を心配するなんて珍しいわね。どう言う風の吹き回しかしら？」

「フッ...強いて言うなら俺も彼女を気に入ったって所かな？彼女は他の奴等と違う。俺達の世界に踏み入れる様な真似は絶対にさせないつもりだ」

女は意外だと言わんばかりにどう言う風の吹き回しなのかと問いかけると松本はAの事を思い浮かべながらフッと笑いつつ他の人達と違う事や俺達の世界に踏み入れる様な真似は絶対にさせないとまで言い放つ

「なら...お互いに彼女は私達の大切な存在って事ね。それより貴方が変装している捜査官が偽物だってバレない様にしなさい。バレたら元も子もないわよ」

「分かってるさ。俺は奴とは違ってヘマはしねぇよ。お前も気を付けろよ？【ベルモット】」

女は松本に変装している捜査官が偽物だってバレたら元も子もないと忠告すると松本はある人物と違ってヘマもしないと自信たっぷりに答えた後、女の事を酒の名前で呼んでいた
ある人物の事を思い浮かべていた松本の表情は少し歪んでおり、何処か恨んでいる様子
そして...松本が電話していたの相手は女の正体は何と黒の組織の一員・ベルモットで会話を聞く限りだと松本は組織の一員なのではないかと思われていたが...

「えぇ。貴方も気を付けなさい。【アイリッシュ】」

Aの予想通り、ベルモットに電話していた松本は本物ではなく黒の組織の一員・アイリッシュの変装で本物は何処かにいるのだろう
電話を切った松本...いや、変装したアイリッシュは静かに息を吐く

「宮野 A...か。あのベルモットが気に入る理由が分かる気がする。にしても...何処となくバレンシアに似てる様な気がするのは俺の気の所為か？」

Aの事を思い浮かべたアイリッシュはベルモットが気に入る理由が分かる気がすると呟くと同時に何処かメアリーに似てる様な気がするのは気の所為かと疑問を浮かべていた
アイリッシュがその疑問に気づくのはその先になるだろう...

No side 終了

Aside

松本さんの命令を受けた私達は私服に着替えた後、ショッピングモールへ向かうべく愛車を走らせている
ショッピングモールへ向かう道を走っている間に何処かでキャンティとコルンが狙撃してくるのではないかと警戒心を強めていたがそれは杞憂に終わった
ハァ...組織絡みだから警戒心を強めてしまったけど油断はできないし...
犯人追跡メガネで怪しい人物がいないか周囲を探っているうちにショッピングモールへ到着した