【名探偵コナン】宮野家長女PART21 (ページ22)

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Aside

「えっ!?冗談は止めて下さい、宮野さん!!これでも週2回はジムに通ってるんですから」

『白鳥君がジムに通ってるなんて...何か意外ね』

「私の事を何だと思ってるんですか...(苦笑」

映画通りなら小五郎さんが話す台詞を私が代わりに白鳥君に太ったのではないかと問いかけた途端、白鳥君はギョッとした表情で冗談は止めて欲しい事と週2回はジムに通ってる事を教えてくれた
意外だと呟いたら何故か苦笑いをされてしまったが気の所為にしておこう
チラッと隣の自動販売機を見ると横溝さんがブラックコーヒーの缶を、横溝(弟)さんが砂糖入りのコーヒーの缶を買っていた
そう言えば...横溝さんがブラックコーヒーを買うのは医者に糖分を制限されているからだったわね

「珍しいな。兄貴がブラック飲むなんて」

「ああ。最近、医者に糖分を制限されてな。お前こそ甘いのは嫌いじゃなかったのか？」

「...殺しが3件も続いたんだ。糖分でも取らなきゃやってられねーよ!!」

まあ、確かに...連続殺人が続いているとなれば糖分を取らないとやってられないわよね
そんな風に思いつつも残っていたブラックコーヒーを飲み終えた後、缶を自動販売機の隣に置いてあるゴミ箱に捨てる
横溝(弟)さんが砂糖入りのコーヒーを飲みながら休憩所を出て行こうとした直後に荻野さんが「あの、横溝警部？」と声をかけた為、横溝さんと横溝(弟)さんが同時に振り返り、荻野さんの方を見ていた
あっ...そっか、名字が同じだからどっちの事を呼んでるのか分からないし、反応しちゃうのも無理はないわね(苦笑

「あ、いえ...お兄さんの方で」

「ああ」

荻野さんが困った様な表情で横溝さんの方だと伝えれば横溝(弟)さんは納得した後、休憩所を出て行った
私も今後、横溝さんの事をちゃんとお兄さんの方と弟さんの方と呼ばなきゃいけないわね...呼び方に気を付けておこう

「あの子がさっき話していた江戸川コナン君？」

「ああ、毛利さんの推理をいつも聞いている所為か時々アッと驚く様なヒントを出すんだ!!」

「それに面白い事によく気づくんです!!我々プロでも見落とす様な」

「そうなんですか...」

荻野さんは横溝さんの後で高木君と話している新一君を見て問いかければ横溝さんはいつもの様に大声で話すと美和子ちゃんも近づいて色々と教えると荻野さんは物静かな声で納得しつつも半信半疑なのか鋭い目で新一君を見つめると視線に気づいた新一君が顔を上げている

『(それより新一君...大丈夫かしら？)』