【名探偵コナン】宮野家長女PART19 (ページ47)

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File.881 ページ47

Aside

原作での展開を既に知っている私以外がキョトンとしている中、蘭ちゃんが京極君の事について説明していた

「杯戸高校の空手部主将で【蹴撃の貴公子】と呼ばれている人物はたった一人！その名は......【京極真】！」

しかも蘭ちゃんのセリフが原作と違っていた事に気づくも同じである事に変わりはない為、気にしない様にした
私達が園子ちゃんの元へ駆けつけると京極君は道脇さんを遠くへ蹴り飛ばしている
新一君がその強さに唖然としている中、真純がその強さを見て思わず「凄いな...」と呟き、ちなみに明美は京極君の素顔を見て「女の子にモテそう...」と呟いていて、志保に至っては「あの人、園子の好みかも知れないわね...(笑」と言って笑っていた
道脇さんが倒れている中、寺林さんはすぐに取り押さえている

「全く危なかっしい人だ...私の様な暇人がたまたま傍にいたからいい様なものの...」

「ひ、暇人って...もしかしてずっと私の事を...」

「えぇ。ずっと後をつけていましたよ。林で見失うまでは...ストーカー呼ばわりされるのを覚悟でね」

京極君はそう言いつつ刺さったナイフを抜いてその場に捨てたが、私は見て見ぬふりはできない事もあって鞄の中に入っている救急箱を取り出し、京極君に声をかけると大した怪我ではないと言って断った為、私は怒りを含ませながら物静かな声で傷口にバイ菌が入るから駄目だと言えば何も言い返せなかった様子で大人しく手当てを受けている
京極君の手当てをしつつ園子ちゃんとのやり取りを静かに聞く
あんな風に何だかんだ言ってるけど京極君は園子ちゃんの事が好きなのね...(微笑

京極君によると道脇さんは私達と出会う前にも2〜3人の茶髪の女性に声をかけていたらしく、それで園子ちゃんの事が心配だったそうだ
.........話を聞いてるだけでも甘酸っぱいわね
私は原作で亡くなる人達の救済やおじ様達の事もあってあまり青春していないなあとしみじみ思ってしまったわ(苦笑
園子ちゃんは京極君に知り合いでもないのにどうして自分を助けたのかと問いかけると京極君は空手の試合会場で蘭ちゃんを応援している姿を見ていると答えた為、園子ちゃんの頬は少しピンク色に染まっている

「......あぁ、それと必要以上に男を挑発するその下着の様な格好もできれば止める事をオススメしたい。もちろん貴女に好意を寄せる幾多の男のうちの一人の戯言として聞き流していただいても構いませんが」

......思いっきり園子ちゃんに告白したわね(苦笑