検索窓
今日:28 hit、昨日:7 hit、合計:23,298 hit

File.880 ページ46

Aside

「でも...どうして茶髪の女性ばかり狙うのかしら?」

『私達と初めて会った時、園子ちゃんは道脇さんに観光で来たのかと聞いてたのを覚えてるかしら?』

「は、はい」

『その時、彼は私達の前で【前に付き合っていた彼女から酷いフラれた方をした】って言ってたでしょ?』

「......!ま、まさか、殺人の動機って...!?」

無言のまま新一君と寺林さんの話を聞いていると蘭ちゃんがどうして茶髪の女性ばかり狙うのかと疑問を浮かべている中、私は物静かな声で園子ちゃんと道脇さんのやり取りを教えていると蘭ちゃんはハッとした表情で私の方を見てきた為、私は無言のまま頷く

「つまり...付き合っていた元恋人が茶髪でしかも酷いフラれ方をした事が極度のトラウマで血祭りに上げても飽き足りず、元恋人と同じ茶髪の女性ばかりを狙って刃物で無惨に刺し殺してきたって事!?」

『えぇ。恐らく茶髪の女性を見ると自分をドン底に陥れた元恋人の姿が映り込んでしまい、その事で無性に腹が立ったって所でしょうね...』

明美が信じられないと言わんばかりの表情で私に問いかけてきた為、私は頷きながらも物静かな声で殺人の動機を淡々と答える
再び走っていた時、蘭ちゃんが園子ちゃんを見つけた様子で声を上げ、私達も急いで駆けつけるが園子ちゃんは押し倒された事と殺されると言う恐怖から全く動く事ができていないのが明らかだった

真純が真っ先に園子ちゃんを助けようと動いたと同時に道脇さんが隠し持っていたナイフで動けなくなっている園子ちゃんを刺そうとしていた
もう少ししたら...私達を追っていた京極君がやって来る!
そう思いつつも間に合わないと判断して助けようと動いた直後、二人の間に現れた京極君が園子ちゃんを助けた
どうやら私達の出る幕はなさそうね...

そう思いつつ見ていると京極君が現れた事で驚いている道脇さんを京極君は問答無用で肘打ちして吹き飛ばす
さすが【蹴撃の貴公子】...原作やアニメ、映画でも凄いと思ってしまったけど生で見るのは生まれて初めてだ

吹き飛ばされた道脇さんは近くに落ちていた木の枝を持って、園子ちゃんと京極君に襲いかかるも園子ちゃんを守ろうと動いた京極君は素早くかわすが木の枝に当たった衝撃でかけていたメガネが吹き飛ばされる
私達が急いで駆けつける中、蘭ちゃんはメガネを外している京極君の姿を見て何処で出会ったのか思い出したみたいだ

「思い出した!あのメガネの人、何処かで見たと思ったら試合の会場よ!」

File.881→←File.879


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
113人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2022年2月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。