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File.877 ページ43

Aside

明美達が園子ちゃんを心配そうに見つめる中、新一君はチラッと後ろを見ている事に気づいた
チラッと後ろを見てみると寺林さんは私達の跡を追いかけている

「(変だな...あの男が犯人なら何でまだ園子を狙ってんだ?写真は焼けちまったのに...)」

私達が無我夢中で走っている中、電車が走っている事に気づいた
ここは確か...昨日、遺体が発見された林...
...!?まさかあの男、寺林さんが警察官である事に気づいたのかしら?
新一君の方を見ると遺体が発見された林である事に気づいた様子
やっぱり...道脇さんはこの林で園子ちゃんを殺す気だわ...
おば様は既に分かっているかの様な表情になっているのが明らかだもの

「なあ、A姉。一昨日の夜、この傍を通った時に電車が走ってたよな?」

『えぇ。あの時間なら覚えてるわ』

「ん?ねえ、志保。電車って聞いて何か引っかからない?」

「そう言えば...真純とAお姉ちゃんの会話を聞いて何か引っかかってたのよ」

真純の問いかけに答えていると明美と志保が何か引っかかると話しているのが聞こえた
そう...だって電車のアレをカメラのフラッシュと見間違えれば...ね?
とりあえず私は寺林さんに事情を説明しようと作戦を立てる
まあ、ようするに原作沿いには進ませない方向だ
私達が木陰に隠れている中、寺林さんは私達の予想通り、道脇さんを追っていた様子
私が木陰で枝についている葉っぱをわざと落とし、寺林さんの気を引いているうちに真っ先に明美が飛び降りた
明美が飛び降りた事で寺林さんは驚いているが明美は驚く様子も見せず、落ち着いている

「そこの貴方、いつまで私達について来るんですか?」

表情を変えず、物静かな声で話す明美に寺林さんはたじろぐと同時にその辺に落ちていた木の枝を踏んでしまい、足を痛めたみたいだ

「サンダルで林の中を歩けば足に木の枝が当たり、怪我をしたりするのは当然よ。林の中を歩く時はスニーカーとかがベストだわ」

「あぁ。足なんか怪我したら元も子もないからな」

足を痛めている寺林さんに志保と真純は物静かな声でそう言っている間、私は一歩前に進む

『私は今、休暇中ですがこう言う者なんです。そして...』

私は胸ポケットにしまっていた警察手帳を取り出しながら寺林さんに見せると同時に明美に合図をすれば明美も胸ポケットから警察手帳を取り出し、同じ様に見せている
寺林さんは私達が警察官だと知って驚いている様子
まあ、私達は警察官に見えないからね(苦笑

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2022年2月23日 13時

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