【名探偵コナン】宮野家長女PART19 (ページ35)

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Aside

それに...あのクーラーボックスの中にくさび形の氷が入っているし、濡れていたとしてもエアコンから漏れた水と見なされるだろう
しばらく待っていると海鮮御膳が運ばれ、その量に私達は思わずビックリした

「凄い...これ一人分ですか？」

「そう！豪華で安い！これがここのレストランの人気の秘密さ」

.........コレって下手をするとフルコース料理じゃないかしら？(苦笑
原作やTVアニメで見た時、凄すぎて驚いてしまったほどだったが実物を見るともっと凄いのだと思い知らされた
園子ちゃんの身を案じつつも海鮮御膳を美味しく頂いた後、コーヒーや紅茶、オレンジジュースなどを注文し、ゆっくり飲む

「なっ？料理は抜群だったろ？」

「はい！とっても！ごちそうさまでした！」

こんなに多いとお腹が膨れてしばらく他の物を食べられる気配がないわね...(苦笑
その時、ガチャッと言う音が聞こえたので見てみるとそこにいたのは京極君
もしかして...私達の後を追いかけてきたのかしら？

「何だか園子君に申し訳ない事したな」

「そうね。あら？あの人...」

真純が笑いながらそう言うと志保がクスッと笑った後、京極君の存在に気づいた様子
明美とおば様も京極君の方を見ている

「貴方もここへ来るんですか？」

「いや...今日が初めてです。ところで...あの茶髪の子はどうしました？さっきから姿が見えませんが...」

明美の問いかけに京極君が今日が初めてだと答えたと同時に園子ちゃんは何処にいるのかと問いかけてきた
肝心の園子ちゃんは...車の中で寝てるのよね...
まあ、この時はまだ距離が縮まっていないから何とも言えないけどね(苦笑
その事を気にしつつも園子ちゃんが寝不足で車の中で休んでいると答えた時...

「あれは...！」

『どうしたの？』

「あれって道脇さんの車じゃないか！」

新一君と真純が道脇さんの車が動いている事に気づいた様子で声をかけると道脇さんは驚きを隠せない表情になっていた時、あの先が崖である事を新一君と真純がそう言っていた為、私達はすぐに助けに動こうと店を出た
店員に引き止められる事もなかったから安心したけど...今は車の中で眠っている園子ちゃんを助け出すのが先だわ！
無我夢中で私達が走っている時、カランッと言う音が聞こえた為、振り向くとロック開けの道具である事が分かった
車のスピードがどんどん上がって行き、新一君より先におば様が飛び乗って中を確認している

「...!?この車サイドブレーキが降りてるぞ！」