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File.868 ページ33

Aside

寺林さんに気づいたおば様は見張られてる様な気がするのは気の所為かと小声で明美に話しているのが聞こえた
まあ、あのおば様が怪しむのも無理はないか...
夕食を食べ終えた後、道脇さんはホテルに戻って行き、私達は別の部屋に戻る

「何か眠れる自信がない...」

「園子...」

襲われかけたのだから眠れる自信がないのも無理はない
それを見かねた志保が「それならAお姉ちゃんの隣で寝た方がいいわね」と言った後、真純も賛成だと声をかけている
また眠っている時に園子ちゃんが襲われたら元も子もないからね

『園子ちゃん、私の隣に布団を敷くといいわ』

「分かりました」

こうして寝る順番は新一君、志保、蘭ちゃん、真純、園子ちゃん、私、おば様、明美となった
明日の午前中にあのレストランで食事する事になっている為、早めに風呂にも入る事や寝る事に決めている
私達はともかく園子ちゃんが眠れるかどうか心配だわ...









次の日の朝、私達は支度を終えた後に荷物をまとめ上げ、瓦屋旅館を後にした
車に乗った道脇さんが先に乗るメンバーと後に乗るメンバーを教えて欲しいと言っていた為、先に明美、志保、真純、おば様が乗って行き、後に乗る私、蘭ちゃん、園子ちゃん、新一君は道脇さんが戻って来るまでしばらく待機する
......まあ、今の園子ちゃんを放ってはおけなかったからね
チラッと園子ちゃんの方を見てみると大きなあくびをしており、とても眠そうだ
昨日はあんな事があったらグッスリ眠れないのも無理はないわ...

『園子ちゃん、大丈夫...?』

「すみません...何だかあまり眠れなくって...(フワァ」

園子ちゃんが狙われている以上、私は周囲を警戒する様に誰もいないか確認するも今は人一人もいない
寺林さんは...道脇さんがいない事もあって私達の近くをうろついている気配がなかった
その時、誰かに服の袖を引っ張られた事に気づき、見てみると握ったのは新一君で私は二人に気づかれない様にしゃがむ

「Aさん、怪しい人物は...?(コソッ」

『怪しい気配も視線もないから問題はないと思うけど......あまり油断できないわね(コソッ』

私の言葉に新一君は服の袖を引っ張るのを止めた為、静かに立ち上がった
しばらく待っていると道脇さんが来て、先に乗せた明美達にレストランの前で待っている様に伝えた事を聞き、私達はすぐに車に乗り込む
............見た限りだと車の中には大きなクーラーボックスがあるだけでこれと言った怪しい物はない

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2022年2月23日 13時

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