【名探偵コナン】宮野家長女PART19 (ページ29)

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Aside

「まあ、私達が来た事もあって男は何も取らないで逃げたみたいですけどね！」

京極君が窓の方へと向かった為、蘭ちゃんはついて行きながらもそう言って園子ちゃんが襲われた事を知って怒りを隠せない様子だ
そりゃそうよね...大切な親友がいきなり知らない人間に襲われたんだもの
私もこの事件の犯人である道脇さんを絶対に許すつもりはないし

「まあ、恐らく泥棒の類でしょう。前にも一度ありましたしね」

「前にもって...どうして教えてくれなかったんです!?」

京極君は外に誰もいないかキョロキョロしながらそう言ってきた為、園子ちゃんは怒りを隠せない様子でどうして教えてくれなかったのかと問いかけるも京極君は淡々とした声で「言ったはずですよ。戸締まりはしっかりとするようにと」と言いつつ私達の泊まる部屋の雨戸をしっかりと締めつつ鍵もかけてくれた

まあ、確かに...戸締まりはしっかりしないと泥棒に入られてしまう可能性が高いからね
ハァ...今回は何も起きないだろうと思っていたからすっかり油断してしまったわ...
過ぎてしまった事は仕方ないけど、次からは気を付けなきゃね...

「それにこんな時間、へそを出した格好をしている貴女も貴女だ」

「えっ？」

その時、京極君が園子ちゃんの格好を指摘しつつ最後に部屋を障子を締めている
園子ちゃんはいきなり自分の事を言われ、驚きを隠せない様子でいた
私的には園子ちゃんの格好は10代らしい格好だと思っているけど、他の人から見たら違ったりするのよね...

「それじゃあ、襲ってくれと言ってる様なもの。貴女に似合ってるとも思いませんし」

「ひっどい！これお気に入りなのよ！(怒」

京極君はその格好だと襲って下さいと言っている様なものであり、園子ちゃんには似合わないと言ってきた為、園子ちゃんはいきなり似合わないと言われた事に腹を立てたのかこの格好はお気に入りだと言って怒っており、明美が「まあまあ園子ちゃん...」と言って宥め、志保が「貴女が気にする必要はないわ」と言って落ち着かせようとするもまだ怒りが収まらない様子

「大丈夫。君は何を着ても魅力的だよ。もちろん浴衣も水着もね」

「「えっ...？」」

今まで黙って聞いていた道脇さんが園子ちゃんを励ます様にそう言うと怒りが収まらなかった園子ちゃんはすっかり落ち着いたらしく、さっきまでとはまるで別人みたいだ(苦笑
その時、道脇さんのある発言を聞いて明美と志保は驚きを隠せない表情になっているのが明らかだった