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Aside
園子ちゃんは萩原君達が私のあくび姿の写真を見てどうして眠そうだったのか見抜けると豪語している為、私は呆れた顔をしながら物静かな声でそう言った
「見抜ける?」
「この人の友達、探偵や刑事が多いんです」
「へぇ〜そうなの?」
『まあ...』
萩原君達が刑事である事をバラしたくないと思っている私は物静かな声で返事をする
殺人犯であるこの人にあまり教えたくないのよね...
「ところで...その写真ってどんな?」
「それがね...」
『園子ちゃん...いい加減にしないと怒るわよ?』
道脇さんは私達に興味を持たず、園子ちゃんには積極的に話しかけていて、写真と言う言葉に興味津々である事が明らかであり、私は思わず目を細めるが園子ちゃんは私のあくび姿の写真を話そうとしている為、目を細めたまま物静かな声でそう言った時...
「ヘイお待ち、焼きそばです。客がつかえていますんでさっさと食べて下さい」
いいタイミングで京極君が現れ、私達が頼んだ焼きそばを持ってきてくれたみたいだ
京極君は私達ではなく道脇さんに対して無愛想な態度で淡々とそう言ってカウンターへと戻る
あらあら、今のはいいタイミングだったわね...
「ったく、何なんだあの店員。何か僕達に恨みでもあるのかな?」
「なあ、これって僕達と言うより...(ボソッ」
「あの人に対してだけね。無愛想なのは(ボソッ」
「もしかして...一方的に知り合いとかなのかしら?(ボソッ」
道脇さんがそう言った時、真純が小さな声で志保にそう言っていた為、志保は京極君が無愛想なのは道脇さんに対してだけであると見抜き、明美は一方的に知り合いなのではと疑問を抱いている様子
まあ、京極君は道脇さんが園子ちゃんだけではなく他の女性にも声をかけていた事に気づいているのだろう
「A、お前は明美達の話を聞いてどう思ってる?」
『人当たりはいいけど裏があるわ。これでも色んな人間をたくさん見てきたからね』
「お前がそう言うのならそうだろうな。園子を好いているのはいいが、私も何処か胡散臭いと思っていた。裏のある人間に園子を託す訳にはいかん」
今まで黙って聞いていたおば様は道脇さんの事をじっくり調べていたらしく私に明美達の話を聞いてどう思うのかと問いかけてきた為、人当たりはいいが裏があると同時に刑事として色んな人間をたくさん見てきたと物静かな声で答える
原作をたくさん見てきたから、色んな事件の真相を知っているなんて...口が裂けても言えないわ
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2022年2月23日 13時