検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:23,272 hit

File.851 ページ15

Aside

「ただし!変な真似しちゃ駄目よ?この人は売約済みなんだから」

『売約済みって...(苦笑』

園子ちゃんは道脇さんに変な真似しない事と何故か売約済みである事を理由に釘を刺している
売約済みと言う言葉に私は園子ちゃんに向けて軽く睨むのを止め、思わず苦笑いを浮かべた
だって売約済みなんて言われたら...ねぇ?

「いや...僕が誘いたかったのは君の方なんだけど...」

「えっ?(照」

「(嘘!?)」

「(園子を好むなんていい趣味してるな...)」

道脇さんは誘いたかった相手は私ではなく園子ちゃんだと言った途端、園子ちゃんは思わず頬を赤らめている
チラッと新一君の方を見れば信じられないと言わんばかりの表情を浮かべているのが分かった
新一君...いくらなんでもその顔は園子ちゃんに対して失礼じゃないかしら?(苦笑

「やったじゃない、園子!凄い!」

「園子君、願いが叶ってよかったな!」

蘭ちゃんと真純は自分の事の様に喜んでおり、明美と志保も何も言わず微笑ましそうに見守っているのが分かる
......私は原作でこの事件の真相を知っている為、どうしても道脇さんも信用する事ができなかった
だって...茶髪女性連続殺人事件の犯人だしね
道脇さんは園子ちゃんを連れて行こうとしていたが園子ちゃんは何故か不安そうな表情になっていた為、私達は一緒について行く事になり、お昼を食べるべく海の家に入る事となった
私達が一緒の所為か園子ちゃんはさっきまでとはまるで別人の様にハキハキとした声で道脇さんに話しかけている

「へぇ〜道脇さんって米花大学の学生さんなんだ!じゃあ、蘭のお父さんの後輩ね!」

「あっ、うん...(苦笑」

「(男男って騒ぐわりには結局ビビってんじゃねえかよ...(汗)」

園子ちゃんの様子を見た真純が「園子君、さっきまでとはまるで別人みたいだな(苦笑」と言って苦笑いを浮かべていた為、私達は思わず頷いてしまった
まあ、いきなりナンパされて知らない男と二人きりになるのはやっぱり怖いわよね...
刑事として色んな人間を見てきた事もあって園子ちゃんの気持ちもすぐに分かる

「ところで...道脇さんは観光で伊豆に来たんですか?」

「いや、ただの失恋旅行さ。前に付き合っていた彼女から酷いフラれた方をしてね...」

今まで黙って聞いていた明美が気になった事を疑問にぶつければ道脇さんは嫌がる事なく明美の疑問にもキチンと答えている
付き合っていた彼女に酷いフラれた方をされた...これが事件の動機に繋がっているのよね

アンケート結果発表→←File.850


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
113人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2022年2月23日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。