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Aside
「バッチリよ!」
何とデジカメで撮影していたのは園子ちゃん
私はてっきり水着を直す蘭ちゃんの姿を撮ったのだと思っていたけど...
原作とまた違っている為、内心では少し戸惑ったがあえて気にしない事に決めた
『ちょっと園子ちゃん、何でよりにもよって私のあくび姿を撮ったのよ...と言うか、そんなの撮ってどうするつもりなの?』
「決まってるじゃないですか。萩原刑事達に見せるんですよ。彼等ならきっと喜びますって!」
『何言ってるのよ...むしろこんな姿を見て驚くに決まってるわ。あまり大人をからかわないでちょうだい』
.........小さい頃から可愛がっている園子ちゃんに対し、あまり怒らないけどこればかりはさすがにちょっと...ね?
表面上は怒らないが、内心は怒りが少しずつだがフツフツと湧き上がりそうだ
「だいたい変よ、園子。さっきからAさんに意地悪ばっかりして」
「園子、Aお姉ちゃんが貴女に何かしたと思ってるの?」
「どうしたんだ?園子君、さっきからA姉に凄く意地悪しているが...」
「園子ちゃん、お姉ちゃんに何かされたの?」
蘭ちゃん、志保、真純、明美が口々にそう言って園子ちゃんに問いかけている
さすがの四人も園子ちゃんの行動を見て不審に思っていたみたいだ
おば様と新一君は黙ったまま静かに見つめている
四人の問いかけに園子ちゃんは「みんな気にしないで。ただのやっかみなんだから...」と言っていた
.........もしかして園子ちゃん、私がナンパされている様子を見て嫉妬したのかしら?
『えっ!?やっかみって...私、園子ちゃんに何かしたかしら』
「みんな分かってる?私達が二泊三日でこの伊豆のビーチに来た目的を...」
園子ちゃんの心情を察した私はあえて気づかないフリをしながら何かしたのかと戸惑ったが、園子ちゃんが二泊三日でこの伊豆のビーチに来た目的が何なのか分かってるのかと私達に問いかけてくる
「いつもの男探しなんでしょ?」
「そうね。園子の目的はいつも男探しが多いもの」
「そう言えば...園子君はいつもそうだな(苦笑」
「園子ちゃんらしいわね(苦笑」
蘭ちゃんはいつもの男探しであると答えると志保は呆れた顔をしながら園子ちゃんの目的はいつも男探しが多いと答え、真純と明美は苦笑いを浮かべながら園子ちゃんらしいと答えている
まあ、みんなにそう思われてしまうのも無理はないわね(苦笑
「そうよ!しかも今回は練りに練った非お嬢様大作戦!」
「はあ?何よそれ」
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2022年2月23日 13時