【名探偵コナン】宮野家長女PART19 (ページ2)

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Aside

秀吉が気になっていたのはおば様の事だった
まあ、お互いに多忙と言う事もあって滅多に会わなくなってきたし、気になってしまうのも無理はない
だけど...おば様が新一君と同じ様にAPTX4869を飲まされて幼児化してしまっている事は口が裂けても言えないし、ここは何とか誤魔化すしかないわね...

「僕の彼女になかなか会ってくれないんだ。電話にも出てくれないし...」

「A、明美。お前達は今でも母さんと連絡を取ったりしているのか？」

秀吉が困った様な表情でおば様を由美ちゃんを彼女として紹介したいと思っているが、なかなか会ってくれず電話にも出ないと言ってきた為、事情を知っている私、明美、諸伏君は何も言わず、静かに見つめるだけ
その時、秀一が私と明美の方を見ながら今でもおば様と連絡を取っているのかと問いかけてきた

「前はよく連絡を取っていたりしたけど、今は連絡を取れない事が多いわ」

『もしかしたら、おば様は連絡を取らない様にしてるんじゃないかしら？』

その問いかけに明美が前はよく連絡を取っていたりしたが今は連絡が取れない事が多いと答え、私も頷きながらおば様は誰にも連絡を取らない様にしてるのではと答えると秀一は何も言わず私達の方を見てくる
何だろう...この空気...誰か破ってくれる人はいないかしら？
そんな風に思っていた時...

「秀吉を事件等に巻き込みたくないから、あえて連絡を取らないんじゃないのか」

「えっ？母さんが？」

今まで黙って聞いていた諸伏君が秀吉を事件等に巻き込みたくないから連絡を取らないんじゃないかと秀吉の方を見てそう言っていた
さすが諸伏君、私達の代わりにそう言ってくれて助かるわ

「まあ、母さんは俺よりA達の方を可愛がっていたからな」

『(いつもおば様は秀一の事を愚息だのなんだの言ってるけど、本当は可愛い子供である事に変わりはないからね。まあ、口が裂けても言わないけど)それより、どうして秀吉が秀一が生きている事を知っているの？』

その時、秀一がチラッと私の方を見ながらおば様は自分より私達の方を可愛がっていたと言ってきた為、私はあえて聞き流しつつどうして秀吉が秀一が生きている事を知っているのかと問いかけた
まあ、おば様がやや厳しいけど愛情深い人物である事は私達が一番よく知っているからね

「俺が直接、秀吉に話したからな。それより...俺が生きている事は話してないだろうな？」

「あ、あぁ...」

「心配するな。母さんにはいずれ会える」