【名探偵コナン】宮野家長女PART13 (ページ6)

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Aside

「この三つの西暦で当てはまる当時の干支は申年・酉年・戌年...」

「猿・鳥・犬で思いつく昔話は桃太郎になります」

「つまり、この三匹は桃太郎の家来に当てはまるって訳だ！そうだろ？コナン君」

「うん！」

志保と明美と真純が口々にそう言って小五郎さんや蘭ちゃん、森谷さんや招待客達に分かりやすく説明をすれば小五郎さんはハッとした表情になっていた
.........小五郎さんはどうやら頭脳戦が苦手なのが明らかみたいね(苦笑

「さすがですね！Aさん達、お見事です！」

「Aさん達...凄い」

森谷さんはそう言って私達に拍手をしてくれた
それに続く様に蘭ちゃんや招待客達も拍手をしてくれたので明美は嬉しそうな表情で頬を少しだけピンク色に染めている
真純は答えられて満足げな表情になっていて、志保は嬉しそうに微笑んでいた

「(.........それにしてもおっちゃん、俺やAさん達が先に答えてしまった事で少し複雑そうな表情をしていたな。もし俺だけだったら悔しげな表情を浮かべていたのが想像できるぜ...(苦笑)」

「それじゃ、正解したAさん達には特別に私のギャラリーをご案内しよう。蘭さん達もご一緒にどうぞ」

「はい」

どうやらクイズの報酬は森谷さんのギャラリーを特別に見せてくれるみたいだ
それに蘭さん達と言ったと言う事はお父さん達も含まれている事を知り、嬉しいと思ったわ
まあ、招待されなかった小五郎さんの事が少し気がかりだったけど、あの人なら大丈夫でしょう...

「さぁ、自由にご覧下さい」

森谷さんはギャラリーのある扉を開けた後にそう言ってくれた為、私達は壁に飾られているギャラリーをじっくり見させて貰っている
映画でしか見られなかった光景が目の前で見れるなんて夢みたいだわ...

萩原君と諸伏君とお父さんは興味深いのか森谷さんのギャラリーを見ていて、あんまり興味なさそうにしていた松田君もギャラリーをじっくり見ていたから何だか意外ね...
そんな風に思いつつも一から順に見ていくと一見は立派な建物に見えるけど、私が少し気になったのは黒川邸・水島邸・安田邸・阿久津邸の4軒と橋

この家々や橋を見てみると完全なシンメトリーになっていないわ...
森谷さんがシンメトリーを好んでいる事は事前に調べていたし、ここにいる私達は既に知っている
黒川邸・水島邸・安田邸・阿久津邸の4軒と橋は他の建物と違ってシンメトリーじゃないから森谷さんにとって最低の作品と言っても過言ではなさそうね...