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File.615 ページ44

Aside

目暮警部達が病室を出て行った後、小五郎さんと博士以外は心底不安そうな表情になっているのが明らかだ
前世の頃、どうして目暮警部達は間違った推理を披露してしまう小五郎さんの言う事を真に受けてしまうのかが理解できなかったけど、今なら理解できるわ...
小五郎さんはいつも間違った推理をいつもしているけど、身内や知り合いが事件に巻き込まれた時は本来の探偵らしい推理を披露しているから凄いと思ってしまうのよね

事件とは関係ない話を思い浮かべてしまったけど、あの人は数々の作品を世に送り出しているけど黒川邸・水島邸・安田邸・阿久津邸の4軒と橋はあの人にとって世に出したくない最低の作品と言っても過言ではない
まあ、あの人にとって最も世に出したくない最大にして最低の作品がある事は知っているわ

あの人の事を考え始めてから数分後、目暮警部達が戻って来て小五郎さんが言っていたあの人がそのマンションに住んでいる事からそこに犯人がいると思われていたらしいが、私達の予想通り、空振りに終わったみたいだ(苦笑

「空振り?」

「ああ。マンションだけではなく付近の家も全て調べたんだが...」

「全員シロでした」

「ハァ...そうっスか」

小五郎さんが驚きを隠せない表情でそう言った途端、目暮警部は頷きながらマンションだけではなく付近の家も調べたと言った後、白鳥君が全員シロだと言うと、小五郎さんはうなだれながらそう言っていた
まあ、そんな事だろうと思っていたわ(苦笑

「ねぇ、警部さん。環状線の爆弾はどう言う所に仕掛けられていたの?」

「ん?いや、どう言うって普通の住宅街だよ。ああ、そうだ。一つだけ橋の上だったな。隅田運河の」

私達がテレビを見ていた時、新一君がベッドに横たわりながら問いかけると目暮警部は一瞬だけ戸惑いつつも仕掛けられていたのは普通の住宅街と一つだけ橋の上だったと答えた
やっぱり...あの人は住宅街と橋の上に爆弾を仕掛けていたのね
自分が世に出した作品を抹殺する為に...

「橋の上...ですか?」

『この橋じゃないかしら?』

明美は顎に手を乗せながら静かに呟くとテレビを見ていた私は指を指しながら物静かにそう言うと、みんなはテレビに顔を向けている
ちょうどタイミングよくテレビに橋の映像が流れた

「ちょっと待って。この橋...何処かで見た様な気が...」

「(待てよ。確か森谷教授のギャラリーにこの写真が...)」

テレビを見ていた萩原君がこの橋を何処かで見た気がすると言った

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2021年7月31日 15時

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