【名探偵コナン】宮野家長女PART13 (ページ34)

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Aside

「甘い匂いがした。光彦君がラジコン飛行機を渡された時に」

「そうかぁ？俺は全然、気づかなかったぜ」

「僕もです」

歩美ちゃんは光彦君がプラスチック爆弾付きのラジコン飛行機を渡された時に甘い匂いがしたと証言してくれたが、元太君と光彦君は残念ながら気づけなかったみたい
あの人は大事な証拠を歩美ちゃんに気づかれているとも知らないでいるからね

「歩美ちゃん、甘い匂いって言ってたけど化粧品か何かかしら？」

「分かんない。でも香水とは違うみたいな...」

明美が歩美ちゃんの目線に合わせてしゃがみ込みながら優しく問いかけると歩美ちゃんは香水とは違うと答えた
......香水とは違うのなら、アレしかないわね

「分かった。また何か思い出した事があったら教えてくれ」

「「「は～い！」」」

目暮警部が子供達に何か思い出した事があったら教えてくれと言えば、子供達は元気よく返事している
この子達はただの子供じゃないから色々と情報をくれる頼もしい子達だ

「それじゃ、そろそろ僕達は帰りましょうか」

「そうだな。コナンも元気になった事だし」

「困った事があったら私、すぐに飛んで来るから」

「あ～ありがとう...(苦笑」

光彦君と元太君が口々にそう言っていた時、歩美ちゃんが私達の目の前でベッドに寝込んでいる新一君の手を取りながらそう言っていた
新一君はそんな歩美ちゃんに苦笑いを浮かべている
......最近の子供って異性に対して大胆な事をするのね(苦笑
園子ちゃんが聞いたら「マセガキ」とか言いそうな気がするわ(苦笑

「チェッ、いいよな」

「僕達も入院したいですよね」

「こらこら、入院したいなんて軽く言っては駄目だぞ(苦笑」

元太君と光彦君は新一君と歩美ちゃんのやり取りを見て嫉妬したのか口々にそう言っていたが、その様子を見ていた伊達君が苦笑いを浮かべながら二人に注意している

「こんな可愛い子に想われるなんて江戸川君も嬉しいんじゃない？(ｸｽｯ」

「コナン君も罪な男だね～」

志保がクスッと笑いながらそう言うと萩原君も悪乗りしてからかう様な声でそう言っている
あの志保が人をからかう事なんてあまり......と言うか滅多にないから珍しいとは思ったけどね(苦笑

「ボウズ、この嬢ちゃんからこんな風に想われて満更でもねえんじゃねえのか？」

「なかなかおモテになって...結構ですな、色男」

松田君はニヤニヤしながらからかう様な声でそう言うと小五郎さんも同じ様にニヤニヤしながらそう言っていた