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File.604 ページ33

Aside

新一君が浩平さんにそう言うと、浩平さんは私達の言葉が正論だったらしく何も言い返せないでいた
まあ、指紋だけ見れば素人なら簡単に騙されてしまうほど完璧だったからね
まあ、シガーライターだけを見落としたのは皮肉だったけど

「他の指紋だけ見事にすり替えてありました。座席の位置もミラーの角度も完璧でした。がしかし、シガーライターだけは見落とされた様ですな。岡本市長」

「あぁ...息子は...浩平は私の市長としての立場を慮って身代わりを買って出たんです。本当は私が運転してたんです。申し訳ありませんでした!」

「(親父...)」

目暮警部は岡本市長の方を見ながらそう言った途端、岡本市長は崩れ落ちる様に座り込み、息子の浩平さんが自分の立場を慮って身代わりを買って出た事や本当は自分が運転していた事を話し、謝罪していた
その様子を見ていた浩平さんの目に涙が出ていた事に私は気づき、本当は父親思いの優しい人なのだと気づく
彼には申し訳ないけど、父親が犯罪を犯 してしまったからにはキチンと罪を償って新しい人生を歩んで欲しいと思っているわ...









「この事件によって岡本市長は失脚。彼が進めていた西多摩市の新しい街づくりの計画も一から見直しとなったんだ」

事件の事を鮮明に思い浮かべていた時、目暮警部からこの事件によって岡本市長は失脚し、彼が進めていた西多摩市の新しい街づくりの計画も一から見直しとなった事を明かしてくれた
そう...岡本市長が失脚した事がきっかけであの人は私達を恨んでるのよね

「警部、まさか岡本市長の息子がその時の事を恨んで...」

「ん...そう言えば、彼は確か電子工学科の学生だったな」

「調べます」

その時、白鳥君が浩平さんがその時の事を恨んでいるのではないかと問いかけると目暮警部は顎に手を添えながら浩平さんは電子工学科の学生だと答えれば、白鳥君は浩平さんが今、どうしているか調べる為に病室から出て行った

「他に何か犯人について思い出した事はないかな?」

「ほんの些細な事でもいいよ!」

白鳥君が出て行った後、目暮警部が子供達に犯人の容姿だけではなく他に何か思い出した事はないかと問いかけ、萩原君はほんの些細な事でもいいと言うと元太君と光彦君は腕を組んだり、顎に手を添えたりしてあの人の事について考え始めている様子だった

「ん〜...匂い...」

「えっ!?」

その時、歩美ちゃんがこめかみに人差し指を添えながらこう言ってきた為、目暮警部は驚いていた

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2021年7月31日 15時

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