File.602 ページ31
Aside
それに...この車を運転していたのは息子の浩平さんだと言っていたからみんなは信じてしまうかも知れないけど私達は違うわ
だって...みんなはある所を見落としているからね
「Aさん、真純。ちょっと...」
「どうしたんだ?新一君」
『何かしら?』
私と真純が車の傷などを調べていた時、新一君からこんな事を耳打ちしてきた
まあ、私も真純も同じ事を思っていたしね...
新一君の言葉に私と真純は無言のまま頷き、二人が車の傍にいる間、私は目暮警部達の元へ向かうと一人の警官が証拠の入ったケースを持ってきた為、私は手袋を着けながら証拠品を手に取る
『この吸い殻は事故現場の被害者のすぐ傍に落ちていたものです。そこから息子さんの唾液が検出されました。これは貴方が捨てたんですね?』
「あ...はい。彼女をはねた後、慌てて運転席から駆け寄ってその時、無意識に捨てたんだと思います」
証拠品の一つであるタバコの吸殻を持ちながら説明していき、岡本市長の息子・浩平さんの唾液が検出された事と被害者の傍で捨てたのかと問いかければ浩平さんは被害者をはねた後に慌てて運転席から駆け寄り、その時に無意識で捨てたと答えてくれた
......まあ、誰だって無意識に捨ててしまう事はあるわよね
『なるほど。タバコの長さから見て火をつけてからまだ間もないかと思われますが...』
「そうです。火をつけた直後でした」
タバコの長さから見て火をつけてからまだ間もないかと思われると問いかければ、火をつけた直後だと答えた
まあ、ヘビースモーカーの萩原君と松田君の姿を思い浮かべればすぐに分かっちゃったけどね(苦笑
『火をつけた直後と仰っていましたが、どのライター使ったのですか?』
「はい。車のシガーライターです」
火をつけた直後と聞いた私はあえて車のシガーライターとは言わず、どのライターを使ったのかと問いかければ浩平さんは車のシガーライターだと答えた
浩平さんは車のシガーライターを使ったと言っていたけど、違和感の正体はそこにあるわ
何故って?確かにシガーライターには浩平さんの指紋がバッチリ付いていたけど、その利き手が...ね?
『では、実際に運転席に乗ってタバコに火をつけてみて下さい』
「えっ?」
私は浩平さんに向けてそう言った途端、浩平さんは何が何だか分からないと言わんばかりの表情になっている
まあ、誰だってそう言えば何が何だか分からないに決まってるわ
真純と新一君に目を向けると二人はすぐに動いた
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2021年7月31日 15時