【名探偵コナン】宮野家長女PART13 (ページ30)

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Aside

「コナン、灰原、A警部、真純姉ちゃん。よく似てんだぜ」

「いい出来です」

「三人で書いたのよ」

元太君が紙を見ながらそう言うと光彦君は自信たっぷりに言っていて、歩美ちゃんは三人で描いた事を教えてくれた
あの人の似顔絵の紙を元太君に渡され、見てみると特徴が分かりやすく描かれている

「へぇ～特徴が出てるね」

『とても分かりやすい犯人像ね』

新一君は子供達が描いた似顔絵を見て特徴が出てる事を褒めていて、私はとても分かりやすい犯人像だと言った
子供達が描いた犯人の似顔絵を真純やおば様、そして新一君と共にじっくり見てみる

「君達が会った犯人は帽子にサングラス、髭を生やしていてコートを着ていたのか...」

おば様は子供達が描いた犯人の似顔絵を見て物静かにそう言った
確かに...こんな特徴的な容姿をしていれば印象に残る人間は多いはずだしね
二人の方を見ると静かに首を横に振っていた為、見覚えもなく心当たりはない事が分かった
あの人はわざわざ変装して変声機まで使って声を変えていたと考えれば私達のよく知っている相手である事が分かるからね

「警部さん、今まで新一君達が扱った中で一番世間の注目を浴びた事件は何じゃったろうな？」

「う～ん...それはやはり、西多摩市の岡本市長の事件でしょうな」

博士が私達が扱った中で一番世間の注目を浴びた事件は何かと問いかけると目暮警部は西多摩市の岡本市長の事件だと答えていた
やっぱり...この事件の事はよく覚えているわ
だって本編が始まる数ヶ月前だし、新一君が小さくなる前であり、おば様が小さくなって間もない時に起きた事件だもの

「西多摩市に住む25歳のOLが市長の息子の運転する車にはねられて死亡したんだ。最初は助手席に市長を乗せて起きたただの交通事故と思われていたが、その事故に宮野君達が疑問を抱いてな...」

あれは...おば様が小さくなって間もない頃、私はこの事故に疑問を抱き、真純を連れて西多摩中央警察署に向かっていた
どうやら真純もこの事件に疑問を抱いていたらしく連れて行って欲しいと言われたからね
私達が到着する頃と同時に目暮警部も新一君を連れて来たみたい
まあ、私は最初から知っていたからこの事件の真相を明かしに来た様なものだ

そして私達は西多摩中央警察署に入り、彼等が乗っていた車を調べた
車のフロントガラスが大きくヒビが入っているのは女性が強く当たった証拠...
この様子だとスピードもかなり出ていたはずだわ...