【名探偵コナン】宮野家長女PART13 (ページ18)

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Aside

『大丈夫よ。私は無傷だから(微笑』

「よかったぁ...」

私が声をかけると歩美ちゃんは平気だと言いつつ私が怪我をしていないか心配そうな顔をしている為、心配かけまいと優しく微笑むと嬉しそうな表情になっていた
この子達の前で不安になる訳にはいかないしね...

「歩美ちゃん、カレン警部！大丈夫ですか!?」

「歩美、カレン警部！どっか怪我でもしてねえか!?」

「A姉、歩美ちゃん！大丈夫か!?」

「二人共、怪我はしていないか？」

おば様と真純に助けられた光彦君と元太君は真っ先に駆けつけ、後から真純とおば様もこちらへ駆けつける
四人は私と歩美ちゃんに何処か怪我でもしていないかと声をかけてきた

「私は大丈夫！A警部が守ってくれたから！」

『私も大丈夫よ。無傷だから(微笑』

歩美ちゃんは四人に向けて私が守ってくれたから大丈夫だと声をかけた後、私も心配かけまいと優しく微笑みながらそう言った
周囲を見てみると爆弾があまりにも大きな音を立てていた為、緑地公園にいた人々は驚きを隠せないでいるのが明らかだ
まずいわね...こんなに騒がれるとなると...

「おい！」

「何だ!?」

「何が爆発したんだ？」

「花火か？」

「飛行機が爆発したぞ！」

人々の騒ぎ声を聞きつつ歩美ちゃん達の方を見た後、爆発したラジコンの飛行機を静かに見つめた
新一君が壊れた操縦機をキック力増強シューズで飛行機に向けて蹴った時、爆発したと同時にオレンジ色の閃光が出ていた事から使われたのはプラスチック爆弾だと分かる

『オレンジ色の閃光...使われたのはプラスチック爆弾ね』

「あぁ、子供達が言っていた髭を生やした男こそ東洋火薬の火薬庫からオクトーゲンを含む大量の爆薬を盗んだ犯人と見て間違いないだろう」

子供達が無事なのを確認した後、私が目を細めながら物静かにそう言うとおば様も子供達達が言っていた髭を生やした男こそ東洋火薬の火薬庫からオクトーゲンを含む大量の爆薬を盗んだ犯人と見て間違いと言っていた
まさか子供達や事件とは無関係の人間を平然と巻き込むなんて...私はあの人を絶対に許す訳にはいかないわ！
チラッと真純の方を見ると真純も怒りの表情になっているのが明らかだった

「まさか子供達や無関係な人間を巻き込むなんて...僕は絶対に許さない！」

真純の言う通り、私はあの人を絶対に許す訳にはいかない...いや、許してはいけないわ！
新一君が私達の方へ駆け寄ると同時に彼のポケットから着信音が聞こえてくる