【名探偵コナン】宮野家長女PART13 (ページ14)

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Aside

「急がないと子供達が死ぬぞ？」←くぐもった声

『何ですって!?』

あの人が信じられない事を言ってきた為、私は思わず大声で叫んでしまい、明美達は不思議そうな顔で見つめてくる
その後、あの人からの電話が切れた事を知った私は受話器をお父さんに渡し、免許証の入った鞄と鍵を持ち、急いで外に向かう事に決めた
今日は車じゃなくてハーレーで来たから運がよかったわ...

「A姉、僕も行くよ！」

真純も免許証の入った鞄と鍵を持ちながらこう言ってきた為、私は無言のまま頷いた
あの人からの挑戦状だもの...放っておいたら何をしでかすか分からないし、行った方がいいかも知れないしね

「A！真純！」

『私達はとにかく行くわ！』

お母さんが心配そうな表情で私達に呼びかけてきたが、私達はあの人からの連絡を聞いて緑地公園へ向かうと言いつつ、ヘルメットを被る

「イタズラ電話とかじゃないの？」

『イタズラにしてはおかしいわ！まして変声機まで使うなんて手が込み入りすぎてる！とにかく、お父さん達は目暮警部か萩原君達に連絡して！』

明美がイタズラ電話とかじゃないのかと問いかけてきた為、私は真っ先に否定しながら変声機まで使うなんて手が込み入りすぎてると答えた後、目暮警部か萩原君達に連絡する様に伝える

緑地公園には歩美ちゃん達がいるのは確実だし、ましてやあそこの公園は一般人がかなり多い
何より無関係な歩美ちゃん達を事件に巻き込んだ事は絶対に許さないわ！

「分かったわ！Aお姉ちゃんも真純も気をつけて行きなさいよ！」

「分かってる！」

『分かったわ』

志保が私達にそう言ってきた為、真純と私は口々に返事をした
その後、私はハーレーにエンジンをかけたと同時に真純は単車のヤマハXT400E アルテシアにエンジンをかけている
いつの間にか真純も免許を取る様になっていたのね...
まあ、志保も免許を取って私と同じ様にハーレーに乗っているし...まあ、いっか！
真純が先に向かい、私も後から追いかける

緑地公園までしばらく走らせていると不意に背中の方から違和感を感じた
まるで誰かが私の後ろに掴まっている様な感じがするのよね...
信号が赤になっている為、キチンとブレーキをかけ、後ろを振り返ると...

『えっ!?おば様!?』

何と私の後ろにおば様がいた為、驚いた
私達が気づかない間に乗り込んでいたって訳ね...

「真純はともかくAにもしもの事があれば私がエレーナに叱られるからな」

『おば様...』