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File.523 ページ49

Aside

私が最も気になったのは伴場さんと加門さんの今後についてだ
血の繋がった双子と分かってしまった以上、結婚式や結婚式の前夜祭を中止し、この事実を伴場さんに告げないまま別れるのか...それとも結婚式や結婚式の前夜祭を変更して兄弟の再会を祝う会を開くのかどちらかだろう...

「彼にこの事実を話そうと思っています。今後の事は二人で話し合うつもりです」

『なるほど...これは重要な話ですからね』

加門さんは自分達が血の繋がった双子である事を伴場さんに話すつもりでいる事と今後の事は二人で話し合うと決めていたみたいだ
二人の両親はホテル火災に巻き込まれて死亡してしまい、その後は身元不明のまま赤の他人同士の子供として協会で育てられたものの、伴場さんの方が先に里親として引き取られたって言ってたからね
ちなみに萩原君と松田君には伴場さんの方へ行って貰い、この事実を明かす様に話してある

その後、加門さんと仲良くお茶をしつつお互いのプライベートなどを話した
しばらく仲良くお茶している間に萩原君と松田君が伴場さんを連れて来たみたいだ

「初音!」

「伴場君...」

この後は二人でゆっくり話し合った方がいいわね...(微笑
私達は二人の邪魔しない様に自分の分のお会計を済ませた後、お店を出て行った
本来なら加門さんの分も払おうとしたけど、加門さんにやんわりと断られちゃったわ(苦笑

「でもまさかあの二人が血の繋がった双子だったとは...何だか皮肉だな」

「そうだね...自分の好きになった人が、まさか血の繋がった生き別れの双子だなんて...あの二人はそうとは知らずに育ったからね...」

松田君は伴場さんと加門さんの事を思い浮かべたのか複雑そうな表情でそう言うと、萩原君も同じ様に伴場さんと加門さんの事を思い浮かべたのか目を伏せながら物静かにそう言っていた
そう...【ウェディングイブ】は今までの事件の中で悲しい結末を迎えたと言っても過言ではないからね

『二人の気持ちは分からなくもないわ...私もこの事実を知った時は本人の前で言いたくなかったもの』

私は加門さんの事を思い浮かべながら愁いを帯びた表情で物静かに語る
今回は加門さんがこの事実を知って焼身自 殺をしなくてよかったけど、やっぱり気持ちは複雑なまま...

「あの二人は今後どうなるんだろ?」

「そりゃあ、血の繋がった生き別れの双子だと分かったのなら結婚式も結婚式の前夜祭も中止するだろうな...」

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2021年5月23日 16時

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