【名探偵コナン】宮野家長女PART11 (ページ41)

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Aside

次の日、私は奥原一家の事を調べつつ色んな事件に遭遇したが全て解決してきた
中には真相を教え、犯罪を防いだ人物もいるわ
その人物と言うのが人気No.1のロックシンガーである【藍川冬矢】と高校の数学教師である【佐山明子】だ
藍川さんは【呪いの仮面は冷たく笑う】で登場する真犯人であり、明子さんは【闇の男爵殺人事件】に登場する真犯人だから、何とか防ぐ事に成功したわ
実は萩原君達に内緒で事件の真相を一から調べ上げ、二人の家に訪れた事もある
まず始めに訪れたのは藍川さんの家

「あんたが20年前の事件を...」

『えぇ、貴方のお母さんがひき逃げを起こしたと言う記録が残っていましたが私は不審に思い、密かに調べました。そこには記録と全く異なっていた為、こちらが事実だと掴む事ができました。藍川さん、20年前の事件の真相を伝えるのが遅くなってしまい、申し訳ありませんでした！』

藍川さんは20年前の事件を調べていた事に驚きを隠せない様子だったが、私は事件の真相を調べ上げ、伝えるのが遅くなってしまった事を謝罪し、頭を下げた
色々と文句を言われるのも覚悟しているし、責められる事も承知で話したんだもの

「頭を上げてくれ」

その言葉を聞いて私はソッと頭を上げると藍川さんは怒るどころか少し嬉しそうに微笑んでいる
......まさか、藍川さんは...

「母さんを自殺に見せかけて殺した人間はかつて【東洋のカナリヤ】と呼ばれた有名な歌手・蘇芳紅子だ」

蘇芳紅子......かつて【東洋のカナリヤ】と呼ばれた有名な歌手で現在は芸能プロ【紅プロモーション】の経営に多忙な日々を送っていると言われていたけど、実際は【片桐正紀】の奥さんが亡くなった事故の真犯人でそれを隠蔽に留まらず、20年前から付き人をしていた藍川さんのお母さんに罪を着せて自殺に見せかけて殺害するなど慈善家の仮面を被った悪魔だもの

私もこの話を聞いた時は腹が立ったものだ
藍川さんが犯罪を起こす前に何とか捕まえようと必死になったほど

『蘇芳紅子と言えば現在は【紅プロモーション】の社長でしたね。15年前からチャリティーを続けているとも聞きましたけど...』

「あの女は15年続けてきたチャリティーでも元々は売名行為だと噂されていたが、実際は売名どころか収益を着服していたんだ。秘書の【稲葉和代】もあの女のやり方を知りつつも従っていたし、チャリティーの収益のお零れをちょうだいしていた事も事実だ」