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File.508 ページ34

Aside

数分後、おば様が戻ってきてアルバムを持っているのが明らかだった
あのアルバム...私がお母さんに見せて貰ったアルバムと同じだわ...
まあ、かなり年季も入っているし、古いと思ってしまっても無理はないでしょうね...

「随分と古いアルバムだな...」

「古くて当然だ。私とエレーナの子供の頃の写真が入ったアルバムだからな」

「えっ!?」

お母さんとおば様の子供の頃の写真が入ったアルバムだと聞いて諸伏君はかなり驚いていた
おば様は私に年季の入ったアルバムを渡してきた為、私はソファーに座りながらアルバムを開く

パラッ

ページをめくるとそこにはおば様が生まれた時の写真が出てきた
これは53年前の写真だから、お母さんはまだ生まれていないわね...
写真はモノクロだけど、よく見るとおばあちゃんは当時16歳の少女で髪型は志保、目の隈が秀一、真純、おば様に似ていて、おじいちゃんは当時18歳の少年で目の色以外は10年前の秀一にそっくりね...

「よく見るとおじいちゃんは目の色以外は秀兄にそっくりだ!」

「おばあちゃんは私と同じ髪型だったのね...」

「エレーナ先生とメアリーさんの父親は隈がなくても目の色以外は赤井に生き写しだ。赤井は長い髪をしていたからあまり気づかなかったが、もし短くなっていたらこんな感じなんだろうな...母親の方は髪の色と目の色、目の隈以外は志保に生き写しだな」

「(確かによく見ると女の子の方は志保に似てるな...)」

おじいちゃんとおばあちゃんに会った事のない三人は若い頃の姿を見て驚いていた
まあ、驚かない方が無理もない話だしね
一方、新一君は無言のままアルバムを見ているけど写真を見て驚いていた事は知っているからね

次にページをめくると今度はお母さんが生まれた時の写真が出てきて、おじいちゃんに抱き抱えられているおば様はまだ5歳の子供だ
おば様は小さい頃の真純にそっくりで可愛らしいなあと思ってしまった
よく見るとおじいちゃんとおばあちゃんは少し大人びていて、大人の雰囲気を放っていた
パラパラとページをめくると写真はモノクロが主に多いけど、中にはカラーの写真もある

「エレーナ先生とメアリーさんの容姿はイギリス人の母親譲りだったんだな...」

「僕もおじいちゃんとおばあちゃんの容姿を見たのは初めてだよ」

「おじいちゃんとおばあちゃんの事はいつもAお姉ちゃんから話を聞く程度だし、もし二人が生きていたら会いたいわ」

File.509→←File.507


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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2021年5月23日 16時

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