【名探偵コナン】宮野家長女PART11 (ページ33)

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File.507 ページ33

Aside

成実さんの事件が起きてから次の日、私と明美は宮野家に呼ばれた
呼ばれた理由は分からないけど、黒の組織に関する情報なら、行かない訳にはいかないしね

『ただいま』

「ただいま〜」

「おかえりなさい、二人共。志保達は既にリビングにいるわ」

出迎えてくれたのはお母さんで志保達が既にリビングで私達の事を待っていると教えてくれた
私達を呼んだのはお母さんじゃなくておば様だろうとすぐに分かったわ

リビングへ行くとそこにはお父さん、おば様、志保、真純、諸伏君、そしておば様に呼ばれたであろう新一君がいた
新一君と真純はさっきまで何やら話し合いみたいな事をしていたので、成実さんの事件の事を話したのだろう
お母さんがリビングのドアを静かに閉めた後、おば様が口を開く

「みんな、集まったな」

『おば様、私達を集めたのには何か理由があるんでしょう？』

「あぁ、実は私と新一の身体を幼児化させた毒薬...APTX4869を作った人物について話そうと思う。これは大事な話だから、よく聞いて欲しい」

おば様はわざわざ私達を呼んだ理由は自分達の身体を幼児化させた毒薬・APTX4869を作った人物について私達に話そうと決めたと言う
APTX4869を作った人物...原作で言うシェリーのポジションにいる人だ
この人もいずれ、変装して何処かで静かに暮らしているか...もしくは薬を飲んで幼児化し、新一君やおば様みたいに小学生に通っているか...あるいは高校に通っているかになるだろうな

「APTX4869を作った人物はメアリーさん達にとって重要なのか？」

「そうだ...その人物こそ、私とエレーナと血縁関係があり、ベルモットがもっとも恨んでいる相手と言っても過言ではない」

諸伏君の問いかけにおば様はその人物の事を思い浮かべているのか物静かにそう答えている
シェリーのポジションにいる人物はお母さんとおば様と血縁関係にある...やっぱり、そうだったのね

「APTX4869を作ったのはメアリーさん達と血縁関係にある人物だと聞きましたが、いったい誰なんです？」

「その人物の正体を教えるから少し待っててくれ」

新一君の言葉におば様は何かを取ってくるかの様にいったん部屋に戻っていった
何を取りに向かったのかしら...？
私達は不思議そうな顔で見つめる一方、お母さんは何処か悲しそうな表情になっている
お母さんがあんな顔をしていると言う事は............その人物はもう既に...