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File.15 ページ17

Aside

私と秀一が何度も説得しても秀吉は泣き止む気配が全くなかった
それどころか、さっきよりもっと酷くなり始めている
秀一に明美を預け、明美の耳を塞ぐ様に言った私は...

『(私と秀一の説得が駄目なら...ここはお母さん達に頼もう...!)スゥ).........お母さぁぁん、おば様ぁあ!!!!ちょっと来てぇえ!!』

「どうしたの!?」

「何かあったの!?」

この部屋が響くくらいの大きな声でそう叫んだ途端、お母さんとおば様が物凄い勢いでやって来たものだからビックリして一瞬だけ固まってしまったが...(汗
やっぱ姉妹揃って似た者同士だなぁ...
......って、そうじゃない!

秀一は明美を私に渡した後、ここで起きた事を私の代わりに話してくれた
お母さんとおば様は理解したのか、おば様は秀吉に大丈夫だって説得し始めており、お母さんは休みの日には遊びに来る様にと優しく話しかけていた

さすがお母さんとおば様だね...
私には到底真似できないよ...









秀吉が私から離れたくない事件?から数日後、秀一と秀吉はその事件?の夜に帰った
どうやらおじ様とおば様の仕事の都合で急遽イギリスに帰国する事になったみたい
泣きそうな顔になっていた秀吉を説得させるのに時間はかかったけど、可愛い笑顔で「Aお姉ちゃん、また遊びに来るね〜」と言ってくれた

.........か、可愛い過ぎる〜〜!!!!!!!
内心はめちゃくちゃ荒れたけど、私は声に出さず微笑みながら「秀吉、また来てね」と言って手を振ったよ
いや〜小さい子って本当に可愛いね〜

ちなみに明美はすくすく育っていき、今は少しだけ言葉を発する事ができる様になった
きっと私の事をいつか「ねぇね」とか言ってくれる日が来るだろうなぁ...
そんなある日の事、私はお母さんから貰ったイギリス英語の本を読んでいた時だった...

「あぅ....ねぇね...!」

『えっ...!?明美、今なんて言ったの...!?』

明美が私に向けてこの言葉を発した事に驚いた
すぐにお父さんとお母さんを呼び、この事を話せば二人はすぐに明美の元へ駆けつけてきた

『明美、もう一回だけ言って貰ってもいいかな...?』

「......ねぇね...!」

私が優しく明美に話しかけると明美は私の事を「ねぇね」と呼んでくれた
私の事を先に呼んでくれたのはめちゃくちゃ嬉しかったよ...!
我が妹は正真正銘のエンジェルだぞ...!!!!!
心の中はめちゃくちゃ荒ぶったが、決して表に出さない様に心がけている

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2020年9月4日 23時

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